1ページ目から読む
3/6ページ目

2位「ラグビー」と3位「100作目の朝ドラ」がランクイン

【2位 ノーサイド・ゲーム(大泉洋・TBS)  339点】

 ラグビーW杯前の放送で、ラグビー熱を盛り上げたことが視聴者にも強く印象に残った。原作は『半沢直樹』や『下町ロケット』などヒット作を次々と世に送り出している池井戸潤。

「ゲームシーンも美しく撮れていて、見ていて気持ち良かった」(47・男性)
「『ラグビーのドラマといえば?』という質問の答えが数十年ぶりに書き変わった気がしました」(36・男性)
「従来のスポ根ドラマと違い、企業スポーツとしての問題や悩みなどがリアルに描かれていて興味深かった。役者もラグビー経験を優先してキャスティングし、プレーシーンの凄みが半端なかった」(59・女性)

ADVERTISEMENT

『ノーサイド・ゲーム』DVDジャケットより

 ラグビーは複雑なルールも観戦の壁の1つ。主人公が全くラグビーを知らないド素人という設定にしたことで、丁寧にラグビーの知識を描き切った。

「ラグビーの基本理念である『all for one one for all』を元日本代表やラグビー経験者の役者を使ってリアルに映し出し、その後に開幕したラグビーW杯でのジャパン快進撃に一役買ったのは間違いない」(67・男性)
「ラグビーを全く知らなかった視聴者にも分かりやすかった。ワールドカップの観戦もこのドラマのおかげで楽しめた」(51・女性)
「ラグビーは観たこともなかったのに、途中から泣きながら見てました。このドラマの影響からかラグビーW杯も実際に観戦しに行って応援しました!」(37・男性)

 主人公のGM・君嶋を演じた大泉洋の体当たりの演技も好評だった。

「大泉洋が雨の中、タックルするシーンが印象的。すべてにおいて気合の入ったアツい演技だったと思う」(29・男性)
「大泉洋の素晴らしさがドラマの完成度に直結していた気がする。傑作だった」(59・女性)

【3位 なつぞら(広瀬すず・NHK) 332点】

 長い歴史を持つ朝ドラの節目となる第100作目。ヒロインはオーディションではなく、NHKからのオファーにより広瀬すずが演じた。

「戦争孤児・北海道開拓・アニメ創生と戦後日本の象徴的なキーワードを良質に絡めたストーリー。それに負けない俳優陣が見事に演じ、近年にないダントツに見ごたえあるドラマだった」(65・男性)
「広瀬すず演じる奥原なつを中心に、北海道の自然と家族の素晴らしさを見せながら日本のアニメーション黎明期と主人公の成長をまとめ上げたストーリーは見事でした」(44・男性)
「戦後の混沌とした時代の中で、孤児になり、北海道の暖かい家族に救われ、愛情に触れ、アニメーションの仕事に励む主人公の姿には元気と勇気を貰いました」(66・女性)

『なつぞら』DVDジャケットより

 歴代朝ドラヒロインの登場など豪華出演陣も注目の的となった。

「草刈正雄さん演じるじっちゃんがとても温かくて、優しくて。でも厳しくもあり、言葉の1つ1つが素晴らしかったです。出演される回は毎度感動していました」(59・女性)
「朝ドラ100作目にふさわしく、松嶋菜々子さん比嘉愛未さんをはじめ、過去のヒロインが出演して豪華なキャストだった。個人的には山口智子さん演じる亜矢美が好きでした」(53・男性)

『なつぞら』の主題歌はスピッツの「優しいあの子」。アニメーションでのオープニングという、作品テーマならではの試みもあった。

「スピッツの爽やかな音楽と可愛らしいアニメーションのオープニングが大好きでした」(29・女性)
「100作目にふさわしい素敵なオープニングが印象的」(56・男性)