出てきたのは……“黄色い”そば
――メルセデス・ベンツ日本が「Minatoya 3」に期待することはなんでしょうか?
引頭 メルセデス・ベンツは「高級で遠い存在」となることは望んでいません。お気軽にこのショールームにいらしていただいて、「Minatoya 3」でクルマを眺めながらのお食事と楽しいひと時をすごしていただくことも、Friendlyな存在になるためには必要だと考えています。
お店の入口には次のようなメッセージが綴られていた。
Dear “Mercedes & Minatoya 3”Friends !!
Thank you for coming Today
We’re by your side...
――菊地さんはメルセデス・ベンツ日本と共にどのように「Minatoya 3」のコンセプトを創造して行ったのですか?
菊地 みなさまは、「港屋」や「港屋2」の「冷たい肉そば」を想像されていらしたと思いますが、実は違います。入口の“Mercedes-AMG GT”の写真をご覧になられましたか。
私は“Mercedes-AMG GT”の世界観を、そばを通して表現致しました。どうぞお召し上がりください。
ちょうど菊地さんがお話したタイミングで、Minatoya 3 Vision “ Mercedes-AMG GT Atatakai-Nikusoba ”が登場した。そしてそのフォルムをみてハッとした。美味しそうな独特の香りを放つ、あの「港屋」のつゆに、あらく切られたたっぷりのネギと、たっぷりの豚バラ肉、ラー油と胡椒と花椒がかけられた汁椀に、生玉子、そば湯用の猪口。そして美しく刻まれた海苔が盛られたそばの麺。その麺の色彩が、実に綺麗なイエローだったのである。