サッカーファンを罵った上西小百合衆院議員のツイッターが炎上。このところ与野党問わず、政治家の言葉遣いが下品になってきているわネ。国民を代表する国会議員は本来、高潔であるべきなのに。
先の都議選で惨敗した自民党。下村さんの政治献金問題、稲田大臣の「自衛隊」発言など続いたけど、最大のインパクトはやはり豊田真由子サマ。「このハゲーッ」「ちーがーうーだろーッ」は幼稚園や小学校でも大流行。先生達は頭を抱えているとか。子供は悪い言葉が大好きだものね(笑)。
豊田議員の場合、国会答弁での上品な姿、滑らかな語り口とのギャップが大き過ぎたわね。彼女の政策は児童虐待の予防や高齢者福祉など社会的弱者への寄り添いを強調していて悪くなかった。でも、あれは偏差値エリートがアタマだけでひねり出した綺麗事だったのかしら。「魔の二回生」は選挙で苦労していない分、周囲に感謝する気持ちが薄い人が多いのかもね。彼女らを「安倍チルドレン」とも呼ぶけれど、安倍総理ご自身、言葉遣いには問題がある。総理なのに国会で野次をとばしたり、都議選の街頭演説で「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない」と叫んだり。行政の長たる者、政治的に対立する立場であろうと、国民を「こんな人たち」と切り捨ててはいけない。
ボク、言葉こそは人格であり、社会を形成していくものだと思うの。だから教員時代、生徒の言葉遣いには厳しかった。普段はフレンドリーに接するけど、職員室に来た生徒が「尾木ちゃん、日誌」と言って学級日誌を出したら必ず「先生、学級日誌を書きましたので、提出します」という風に、きちんとした敬語に言い直させていたワ。
気持ちや態度はその人が使う言葉によって規定されるの。言葉遣いに無神経な政治家たちの姿には心の乱れも感じる。反面教師にしたいものね。