豊島区――池袋PRアニメが……
豊島区は1種類1枚だけだ。とりあえずこの事業にのってみようといった感じだろうか。あまり乗り気ではないけど都から補助金も出るし作ってみるか、といった気持ちが透けてみえる。
池袋PRアニメというのがある。知らなかった。すみません。劇場客席の写真とキャラクターを合成したものが、蓋に貼り付けられている。このキャラクターが池袋PRアニメのキャラクターだ。キャラクター原案:蒼茉ゆる、キャラクターデザイン:渡辺明夫。
アニメはYouTubeで公開されている。すごいキレイだ。
デザインマンホールとはいえ、デザイン画像を上から貼り付けただけで、マンホール蓋のデザインとしての見どころは特にない。工夫を感じられなかった。豊島区には他に大量のアニメ・マンガコンテンツがあるのに……。何故、このデザインを選んだのか。権利の問題で、気軽に使えるものを使っただけなのかもしれない。
ちなみに、豊島区が作ったPRアニメだったらこっちの方が好きだ。
ロトスコープの手法で作られたアニメーションと水彩タッチの背景が、リアルとファンタジックな空間を行き来するようで素晴らしい。
マンホールカード配布場所
としま区民センター インフォメーション(東京都豊島区東池袋1-20-10)
配布時間:9時~22時(年中無休。臨時休館あり)
足立区――ノリノリで事業に参加して15枚も応募
足立区の担当者と区長は、たぶん面白い人だ。足立区のホームページにある「区長のあだちな毎日」2019年7月12日、を読んでそう思った。
〈アニメ・マンガ、キャラクター等をあしらったデザインマンホール蓋を製作し、観光資源として活用しようという都の事業に、当区も応募しました。
都に申請していた15カ所のうち、京成関屋・牛田駅前、千住大橋駅前、北千住駅東口、綾瀬駅前(東・西口)、五反野駅前、西新井駅西口の7カ所に設置可能との報告を受けました。(中略)
当初「浮世絵も良いのでは?」と思ったのですが、都からは「アニメやキャラクターに限る」とのことで方向転換し、ビュー坊で行く方針です。どんなビュー坊が登場するかお楽しみに!お近くへいらっしゃる時にはご注目ください。(後略)〉(「区長のあだちな毎日」2019年7月12日より)
7枚でも多いと思っていたのだが、15枚も応募していた。やるな足立区。豊島区とはうって変わってノリノリで事業に参加している姿を赤裸々に開陳している。すがすがしい。
7種類、それぞれ1枚ずつだ。
足立区のキャラクター「ビュー坊」がデザインされている。