3月29日午後11時10分、志村けん(享年70)が新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で逝去した。
所属事務所によると、志村は3月17日に倦怠感を覚え、自宅で療養。19日に発熱や呼吸困難の症状が現れたため、20日に主治医の診断を受けた結果、港区の病院に搬送され緊急入院となった。重度の肺炎と診断され、23日に新型コロナウイルス検査で陽性と判明。人工心肺装置を装着して治療をしていた。
3月27日、「週刊文春デジタル」の取材に志村けんの実兄・志村知之氏(73)は、「日本中が知っている人間ですからね。いつもがんばっているなと。早く回復して元気になってほしい。すぐにでも会いに行きたいよ……」と語っていた。
3月29日、志村の訃報が届いたあと、知之氏の自宅前には報道陣が詰めかけていた。妻とともに自宅へ帰ってきた知之氏に声をかけると、目に涙を浮かべ、一言一言、絞り出すように答えた。