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 こちらはバングラデシュから仕入れたマスクを売っているのだが、私の訪問時は店頭では取り扱っておらず、時間を決めて販売する仕組みだった。

「ジャンナット・ハラル・フード」で店舗を撮影させてもらう。気さくなオーナー(左)です

 また、この近くには中国製とみられるマスクを2枚300円で売っている路面店(なに人の店舗かは不明)や、再利用可能なスポンジ製マスクを1枚250円程度で売っている韓国系の美容室などもあった。ただし、こちらのスポンジ製マスクは、大手の「PITTA MASK」(アラクス)などの製品と比べると、クオリティがやや心もとない印象だ。

ではマスクのクオリティはどうなのか?

 さて、気になるマスクのクオリティだが、私が上記のネパール系商店で購入した中国製マスクは、やや薄い気がするもののフィット感は悪くない。さすがに大手メーカーの日本製マスクよりは質が落ちるが、十分に使えるレベルだ。すくなくとも布マスクよりは効果が高そうな気がする。

いずれもネパール人の店舗で購入した中国製マスク。一般人の使用レベルならば普通に使えそうだ

 某ビルの中国系ドラッグストアでは、入手までに約20分が必要で1人1袋しか買えないものの、国産の「超立体」7枚を560円で手に入れることができる。いっぽう新大久保では、ややクオリティが落ちる中国製マスクを50枚あたり3500~4000円程度で大量に入手可能である。質を取るか量を取るかだが、必要な人は探してみてもいいだろう。

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 各報道やSNS上のドラッグストア店員とみられる投稿を見る限り、特に3月に入ってから、日本の一般のドラッグストアでマスクやトイレットペーパーなどを過度に買い占めているのは、年配層の人が比較的多いとされる。

 しかし、これは逆に言えば、生活保守主義的な「買い占め層」の年配者があまり寄り付かない場所にアプローチできれば、ある程度はマスクを買える可能性があるということだ。

 読者諸氏が外国人商店でマスクが売られているのを見たときは、買い占めずに適量を細く長く買っていくことをお勧めしたい。

写真=安田峰俊