「マスク買えるんだよね?」7、8人の列が……
そこで4月2日午後2時50分、私が当該の店に向かうと、
とはいえ、街のドラッグストアでしばしば数十人~
午後3時2分ごろに店内入店を許された。店員が「距離をとって並んで!」と中国語で注意するなか、人々が向かう先は店の奥にあるコロナ対策用品コーナーだ。
棚の上にあったのは、「やわらか快適マスクPREMIUM」(くらしリズム)の通常サイズ40枚入り2箱と、小さめサイズ40枚入り2箱。さらにユニ・チャームの「超立体 かぜ・花粉用ふつう」7枚入りが10袋ほどだった。
約20分で「超立体」7枚を入手
「やわらか快適マスクPREMIUM」の箱は列の先頭の人がすぐに買ってしまったので価格は不明だが、「超立体」は買うことができた。コロナ流行前は1袋が398円だった商品が560円だ。
すこし高いとはいえ、ネット上の転売屋の売価と比べればはるかに許容範囲内の価格である。どうやら限られた同胞向けに、良心的な価格で売っているらしい。
レジで会計を済ませたのは午後3時9分。おおむね20分間で日本製の高品質マスクをゲットできた計算だ。並んでいる人数が少なかったため、列の末尾まで「超立体」が行き渡っていた。
棚にはほかにも、一般のドラッグストアではしばしば品切れ状態になっている手洗い用アルコールジェル(300mlで1760円)のほか、「首からかけるウイルスブロッカー」のような効果が怪しいものも含めて、さまざまな抗ウイルス製品が売られていた。
看板やチラシで「武漢加油(武漢がんばれ)」の文字が強調されているのを見ると、おそらく1月中旬~2月ごろまでに販売が始められ、現在も続いているのだろう。
新大久保のネパール系店でマスク山積み?
いっぽう、現在の東京都下におけるマスク入手先としてひそかに注目されているのが、インド周辺国家(ネパール・バングラデシュ・パキスタン)を中心とした南アジア系のコミュニティだ。特に興味深いのが新大久保である。