今泉佑唯を卒業に追い込んだ「いじめファイブ」
A子からE子の5人は現在、ファンの間では「いじめファイブ」と呼ばれている。平手の威を借り、平手不在時代に代役のセンターに立った今泉佑唯(21)をいじめ抜いて、卒業に追い込んだ“実行犯”だからだ。
「誰もこの5人組には口出しできないような雰囲気がありました。いじめられるのも嫌だし、なにより、彼女たちの背後には平手さんがいて、そのバックには“天皇”秋元康がいるわけです。メンバーたちはこの5人組との距離の取り方に気を遣うようになったのです」(同前)
今泉へのいじめ事件を機に、メンバーたちは気が合う仲良しのメンバーと小さなグループを作り、「いじめファイブ」と距離を置くようになったという。誰もいじめの標的になりたくないからだ。
「死ね」「邪魔」……他のメンバーがいる前で平然と暴言
「仲良しメンバー以外は誰も信用できない、特定のメンバーしか信用できない、そんなふうに猜疑心を抱くようになったのです。長沢さんと長濱さんが親密になった背景には、こうしたグループの内実がありました。仲良しを見つけるというのは、独りぼっちにならず、わが身を守るということでもあったのです」(別の欅坂関係者)
「週刊文春デジタル」では2019年4月、今泉へのいじめ事件の全貌を詳報した。取材班は今泉の家族や近親者、親友を徹底取材。今泉の実兄も取材に応じている。今泉は2017年4月13日、体調不良を理由にグループの活動を一時休止。同年8月復帰をしたものの、2018年にグループを卒業した。その水面下で、いじめは2017年の復帰から2018年に卒業するまで約1年半にわたって続いたという。
「いじめが顕著になったのはファーストアルバムで今泉さんがソロ曲を与えられた頃からです(2017年7月リリース「真っ白なものは汚したくなる」)。A子たちの今泉さんに対するいじめはとても陰湿なものでした。メンバーは全員がいじめをわかっていながら、見て見ぬフリをしていた。撮影中に今泉さんに対して『死ね』『邪魔』などと他のメンバーがいる前で平然と暴言を吐いていましたから、知らないワケがない」(同前)