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“味方”がいなければ「嫉妬」と「同調圧力」に潰される

「長濱さんが言うとおり、長沢さんはもともとアイドルに強い憧れを抱いて、たゆまぬ努力で欅坂に入ってきた子です。SKEやAKBのオーディションに落ちても、挫折することなく、欅坂合格という夢を手にした。にもかかわらず、なぜこれほど簡単に心が折れ、夢を捨ててしまったのか……それは長濱さんの卒業を悲しんで、というセンチメンタルな理由だけじゃない。長濱さんという“味方”がいなければ、欅坂46という”嫉妬”と裏腹の”同調圧力”の空気に満ちたグループの中では潰されてしまう。そういう切実な理由なのです」(同前)

長濱ねると長沢菜々香のツーショット(長沢のブログ2019年7月31日より)

 嫉妬と同調圧力——。渦巻く感情の中心にいたのは、紛う方なくカリスマ・平手友梨奈であり、その“お友達”こそが実行部隊だった。

「2016年のデビュー以来、急成長を遂げてきた欅坂ですが、それを支えているのはひとえにメンバーのモチベーションによるところが大きい。AKBに負けない、乃木坂に負けないという意気込みが一致団結を生んでいたのです。その中心にいたのが平手さんです。

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 しかし、グループの人気が急上昇するにつれて、“勝ち馬”に乗る者たちが現れたのです。それがカリスマ平手を崇拝したメンバーA子からE子の5人。この派閥が“平手一強”の空気を強要し、息苦しさと不安を醸成したのです」(同前)

デビュー2周年ワンマンライブ(武蔵野の森総合スポーツプラザ、2018年04月08日) ©産経新聞