平和と愛が大切であることも体験
第二次世界大戦中の機銃掃射の弾痕が残る、旧日立航空機株式会社変電所の蓋だ。
うまべぇ体験型マンホール蓋シリーズとはいえ、さすがにこの蓋では体験できないだろう。建物を背景に手前にうまべぇがいる。ちょっと待って。うまべぇがハートを抱えている。建物を見て平和と愛が大切であることを体験している。貫き通すコンセプトは大切だ。東大和市市制50周年の表記もあってなかなか饒舌な蓋になっている。
さくら吹雪の中、着物と和傘で海外からのお客様をおもてなししているそうだ。そうなのか。設置されている玉川上水駅は東大和市内で1日の乗降客が一番多いことに由来している。なるほど。体験というか身をもって、おもてなししているわけだ。
多摩湖蓋では多摩湖に入っていたうまべぇだが、野火止用水には入っていない。用水にいるキャラクター化されたヘイケボタルを採りに散策しているようだ。体験している。
鋳物の凹凸でどんな蓋を見せてくれるのか
この蓋はうまべぇを紹介する蓋となっている。うまべぇ蓋KとMはそれぞれ7枚ずつある。特定の地区だけにこだわった蓋ではないので特別体験していない。自転車で巡った際は、他の蓋の近くにある行きやすい蓋を選んだ。巡る際には同じものを選ぶもよし、東大和市ホームページを閲覧して他の蓋を探してみるのも良いと思う。
東大和市にある27のモニュメントのうち3つをデザイン化。うまべぇは横向きに見ている。体験している。モニュメント近くや動線に7枚設置されている。
伝聞の話をふくらまして恐縮なのだが、欠番Lがロードバイクに乗ったうまべぇだとすると、足の短さとロードバイクの関係にどう辻褄をつけるのか。どうやったらデザインが崩壊しないのか。至難の技だろう。K蓋とM蓋が複数枚の市内全域仕様なので、Lも同じになるだろう。ロードバイクと市内のいくつかの風景を織り込むはずだ。大変だが、ポリシーと技術力のあるデザイナーが関わっているようなので楽しみだ。鋳物の凹凸でどんな蓋を見せてくれるのか、欠番Lが待ち遠しい。
以上で東大和市の新デザインマンホール蓋の紹介は終わりだ。地域の特色を体験しているうまべぇ蓋というアイデアがとにかく素晴らしい。地域のモノを並べるだけでないこだわりに物語性を感じる。キャラクターに共感できるようにデザイン設計されている良い仕事だ。
マンホールカード配布場所
東大和市
東大和市立郷土博物館(東京都東大和市奈良橋1-260-2)
配布時間:9時~17時(月曜日お休み、月が祝日の際は開館・翌
祝日の翌日お休み・金・土曜日が祝日の場合は、翌週の火曜日がお