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掟・その3)男性は「ついで家事」が苦手と知る

 黒川氏は女性側の注意点も指摘する。

「男性は立ったついでにコップを片付けるとか、トイレに行ったついでに掃除をするといった『ついで家事』が苦手なことを知っておきましょう。置きっぱなしや脱ぎっぱなしに女性は苛立ちますが、これは思いやりの欠如ではなく、男性はそういうことに思い至らないのだ、と思ってください。そうでないと夫や息子が家にいる時間が長い今、耐えられなくなります」

 怒るだけではストレスが増すばかり。男性への理解を深め、良い意味での“諦め”も必要な局面だ。

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掟・その4)夫婦や家族で料理をしてみる

 在宅時間が増えて暇を持て余すなら、夫婦や家族で一緒に食事を作り、主婦の家事負担を減らそう。

「普段は時間がなくてできないことをやってみる。こんなときこそ“楽しむ精神”が大切。外食を躊躇するのなら、おつまみを作って夫婦で晩酌をする。枝豆や焼き鳥などの居酒屋風メニューで雰囲気を出す工夫もいいでしょう」(立木氏)

 子どもがいる家庭なら、キャンプやバーベキューはどうか。不特定多数と濃厚接触をしないのなら、外出も何ら問題はない。“男子の愉しみ”を家族で共有すれば、父親の株も上がる。

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掟・その5)近所を散歩しながら「いざ」というときの確認

 家にひきこもると、どうしても運動不足になりがちだ。前出の梶原氏は妻との散歩を始めたと語る。

「今の時期だと近所の桜を見るための散歩もいい。普段は入らないようなお店も発見できて楽しいですよ」

 運動不足解消に散歩やウォーキングは最適。高齢者でも無理なく実行できるし、濃厚接触の心配もない。

「せっかく近所を歩くのなら、災害時の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。注意すべきは何も新型コロナだけではありません。台風や地震など、緊急事態が起こった場合の対策にもなります」(立木氏)