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掟・その6)自宅の断捨離を敢行する

「家にいるなら、この機会に家の中を大掃除するのもいいでしょう。トイレや玄関、お風呂の掃除をすると適度な運動になるし、何よりウイルス対策になります」(同前)

 気分もよくなってストレス解消にもつながる。この際、自宅内の断捨離を敢行してはどうだろう。

掟・その7)デイサービスがないからこそ「介護サービスの見直し」を

 デイサービスなど、営業を休止している高齢者施設も多い。要介護者本人や家族にも負担がかかる。東京都民生児童委員で、介護に詳しいライターの浅井郁子氏が語る。

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「うちの母も週2回のデイサービスを休んでいます。定期的に通う病院や薬局への連絡など、家族はやることが多いですが、介護サービスの見直しなど、ゆっくり話す機会と捉えてみてはいかがでしょうか。また、『デイサービスでやっているリハビリを教えて』とお願いすれば快く教えてくれるでしょうし、一緒にリハビリをすると双方の運動にもなります」

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掟・その8)読書や運動……自分の「時間割」を作る

 家族で協力し、ストレス解消を図るのは大事。一方で、一人の時間を確保することも重要だ。特に、夫や子供が外出している日中、家事の合間に自分だけの時間を確保していた主婦は、それがなくなってはイライラが募るのも当然。

「趣味や習い事をしたくてもできない現状、『読書』『DVD鑑賞』といった自分が好きなことをする時間を設定し、家族と共有しておく。お互いに邪魔しないことが大事です。

 学校がないからといって遊んでばかりいる子どもには、『勉強・宿題の時間』『遊び・ゲームの時間』などと学校のように時間割を作らせるといい。子どもは意外と真面目ですから、時間割があると、その通り遂行しようと頑張ります」(立木氏)

 大人は、運動の時間も決めておこう。医師でジャーナリストの森田豊氏が語る。

「身体を動かし、少し汗ばむことで自律神経のバランスが整い、不安やストレス解消につながり、また、睡眠の質も高まると考えられます。運動以外ではクラシック音楽を聴くのもリラックス効果があります」