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【ポイント4】国語の記述対策には「教科書」。親子で読んで会話する

 次に国語です。今の時期、漢字や四字熟語などの復習は重要です。一方でお母さんの中には「うちの子は読解力がない」「記述問題が解けない」と頭を抱えている方も多いと聞きます。でも、特別な対策をする必要はありません。

 今なら休校中とはいえ、新学期の教科書や塾のテキストは配られています。最近の教科書は上・下に分かれていて分厚いですよね。それを子供に1ページ目から読んであげる。本文後に出てくる問題はやらずに、本文だけを読み進める。国語の教科書って学校の授業だと死ぬほどつまらないけど、改めてじっくり読むと面白いんです。

 読み終わったら、子供に「どう思った?」とか、「この時、主人公は何を考えたんだろうね」と聞いてあげる。すると子供も色々と答えてくれます。その時の親子の会話を文字にすれば、それがそのまま記述問題の解答になるのです。親は子供が話したことをアタマから否定せずに「ふんふん」と聞いてあげてください。たくさん話せる子供はその分、文章がきちんと書けるようになります。

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 コロナが終息して学校が再開すれば、ものすごい早さで教科書を進めていく可能性があります。今のうちから教科書を読んでおけば、先取り学習のメリットもあって一石二鳥です。

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【ポイント5】理社の暗記問題には『小学館の図鑑NEO』と『るるぶ情報版』

 理科、社会は暗記問題を重点的に復習しましょう。うちの場合は、生物分野であれば『植物図鑑』を一緒に見て植物の名前を覚えさせたり、化学分野も『理科事典』などに出ている「リトマス紙の変色」や「鉄の燃焼」など実験の写真を見せて、とにかくビジュアルで暗記させるようにしていました。地学分野も星座などが出題範囲に入るので、夜に子供と一緒に外に出て星座盤と照らし合わせながら、夜空に浮かぶオリオン座や、カシオペア座を確認したりしました。ちなみに植物図鑑は、『小学館の図鑑NEO』がオススメです。

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 社会は、地理の場合は旅行情報誌の『るるぶ情報版』(JTBパブリッシング)を愛用していました。子供は行ったこともない地域には中々興味が出ないものです。『るるぶ』のいいところは、その土地の歴史や特産品などの情報が写真とともに紹介されていて、イメージがつかみやすいことです。

『るるぶ』の鹿児島のページを開けば、そこには観光名所の「桜島」と「さつまいも」の料理やお土産などが出ている。それを覚えていれば、地理の参考書に「鹿児島は火山灰の土地で米が作れなかった」という一文が出てきた時に、スッと理解できるわけです。今の時期、そうした図鑑や情報誌を見ながら、暗記問題をじっくり復習するのも良いでしょう。