屋敷さんのコミュ力に脱帽
編集H それにしても、屋敷さんはMC・インタビュアーとしてすごく優秀ですよね。YouTubeで毎日「無限大ホールで出会えるはずだった芸人」を呼んでトークしていた時期、私が初めて名前を聞くようなゲストを呼んでも、必ず面白くなっていた。逆に、先輩とコラボしても、屋敷さんが見事に回す。信頼されていますよね。
編集K 私が屋敷さんのコミュ力に打ちのめされたのは、元テラハメンバーの河野聡太さんをゲストに迎え、女性に送るLINEの文面対決をした回。誠実さとチャラさのバランスが絶妙な、モテるLINEのお手本みたいな文面を次々作り出す無双状態の屋敷さんを見て、怖さすら感じました。
嶋佐さんは「もっと頭おかしい奴に生まれたかった」って突然落ち込み始めた回が最高でした。嶋佐さんが愛おしくなる瞬間、多々あります。
編集H そこ、好きでした! 嶋佐さんは、起きたことを淡々と畳み掛けてくるエピソードトークがクセになります。あれが始まると背筋が伸びて、作業をしていても手が止まりますね。
個人的に好きなエピソードは、無限大ホールで1日3公演・10時間待機・実働15分の日の過ごし方の話と、先輩に呼び出されて先輩のお母さんが働くキャバクラに行く話、大阪でお財布を落とす話など……枚挙にいとまがないです。
ニューヨークはもともとラジオ愛が深く、YouTubeも「ラジオをやりたい」と始まったチャンネルなので、特に日曜22時の「ニューラジオ」は捨て回なし、マストリッスンです。
もはや国民的番組!? さらば青春の光の「タダバカ」
編集K 屋敷さんがしょっちゅう遊んでいてトークにもよく出てくる、BKB(バイク川崎バイク)さんや、さらば青春の光・森田さんについてもすっかり詳しくなりましたよね。ブンブン!
編集H 「ニューラジオ」で森田情報を仕入れ、さらば青春の光のレギュラーラジオ「さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ」(TBSラジオ)、通称「タダバカ」で屋敷情報を仕入れるという循環。
「タダバカ」といえば、そうそうたるネタ職人が投稿していて、ネタには安定感があるのに、コーナーはあったりなかったりだし、次々トラブルが起きる。その絶妙な危うさが、ベテラン芸人のラジオとはまた違う魅力になっています。
今、CREA編集部10名中、我々含め3人が毎週心待ちにしているコンテンツですから、確率的にはもはや国民的番組といっていいでしょう!
編集K うちひとりは、完全に東ブクロさんに心を持っていかれています。この前、昼の12時くらいに「ブクロのことを考えながら飲み始めます」というLINEが来ました(笑)。
テレビではあまり見ることのない、饒舌なブクロさんって、どういうわけかセックスアピールがすごい。ちなみに、ファンいわく、私服のセンスがほどよい点も沼落ちのポイントらしいです。
編集H やっぱりブクロさんですよね。番組が始まった当初のブクロさん、内心ラジオ愛で溢れかえっているのに、どうもうまくいかずジレンマに陥っている様子が面白くて。すぐに心を持っていかれました。
森田さんは、そんなブクロさんをいじってヒーヒー笑ったり、レベルの低いネタメールを送ってきた常連ネタ職人に「ナメるなよ、このラジオを」って延々と説教したり。近頃はブクロさんのプライベートライフもダダ漏れで、誰も本人を守らないまま話が爆進するから、アフタートークまで1秒たりとも聞き逃せないジェットコースターラジオになっています。
編集K 「ナメるなよ、このラジオを」には笑いました。「タダバカ」の好きなところは、突き抜けた下世話感。フリートークもコーナーも、下世話な話が次から次へととめどなく出てくる。番組に参加しているリスナーも、それに全力でついていこうとするハチャメチャな人ばかり。本当に癒やされます。