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2020/07/25

 2019年に闇営業問題で所属事務所を解雇された宮迫博之は、梶原と同じ道筋をたどって今の成功があるといっても過言ではない。

闇営業問題で緊急会見を開いた宮迫博之(左)、田村亮(2019年) ©文藝春秋

 2020年1月にYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!【宮迫博之】』を開設。初回は、騒動に対する謝罪動画だった。しかし、続いての動画で人気YouTuber・ヒカルをゲストに招いてチャンネルの方向性などについて指南を受ける。

 その後、宮迫はYouTubeで人気の高い「料理」「ゲーム実況」「チャレンジ企画の“○○してみた”」といった動画、YouTuberとのコラボ企画、自身の妻を動画に登場させるに至るまで、カジサックの成功例を踏襲しつつ、オリジナリティーを加えていった。カジサックと同様に最初は“アンチコメント”も目立ったが、徐々にファンを獲得し、現時点でチャンネル登録者数は102万人。常に高い再生回数をキープしている。

YouTube「宮迫ですッ!【宮迫博之】」より

 テレビは不特定多数の人の目に入ってくるが、YouTubeは見たいファンだけが視聴する。 YouTubeは、タレントが自己アピールするのに格好のメディアなのだ。

オリラジ中田は「ビジネスの一環」

 もう1つは、ビジネスの一環としてYouTubeを活用しているオリエンタルラジオ・中田敦彦のケースだ。

 2003年8月に藤森慎吾とオリエンタルラジオを結成。2年足らずでテレビデビューを果たし、「武勇伝」のネタで一世を風靡した。その後も、藤森の“チャラ男”キャラがブレーク、ダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHで人気を獲得するなど、注目を浴び続けた。

「武勇伝」時代のオリエンタルラジオ(2006年撮影) ©︎文藝春秋

 しかしある時期から、中田のストレートな発言が物議をかもし始める。2017年4月には、事務所の先輩芸人に対する批判的な内容をブログで掲載し、業界関係者を騒然とさせた。翌2018年3月には、3年間出演していた『ビビット』(TBS系)のコメンテーターを卒業。翌2019年4月に、教育系YouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』を開設している。

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