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2020/08/11

内調の実態が見えてくる5冊

【1】松本清張全集第31巻 深層海流 現代官僚論 (松本清張)
内調の元職員から流出した内部資料をもとに、V資金(M資金のこと)を使った諜報機関の内部抗争や政官界の派閥争いなどがリアルに描かれる。著者は前年発表の占領下の日本の重大事件を書いた『日本の黒い霧』の続編のつもりで書いたという。文藝春秋 3300円+税

松本清張全集第31巻 深層海流 現代官僚論

【2】小説日本列島(吉原公一郎)
内調の機密文書をもとに、実現しなかった新情報機関が描かれた。「極秘文書ではあっても、(中略)戦後の政治を動かしてきた実態にまで触れることは困難であった。戦後政治史の裏面を描こうとすれば、小説という形態をもってしかなし得ないものである」(著者) 三一新書 絶版

小説日本列島

【3】内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男(志垣民郎/岸俊光編)
学徒出陣で従軍した著者は97歳。「世の中では内調を面白可笑しく取り上げて揶揄する傾向がある。しかし、創設以来のメンバーは自分であるから世間の皆に事実を正確に知って欲しい」。内調に勤務した26年間を綴った日記をもとに原稿用紙300枚を書き下ろした。文春新書 1200円+税

内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男
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