『浪費図鑑』で話題のオタク女性4人組「劇団雌猫」が、近著『海外オタ女子事情』で世界の同志のリアルを徹底調査。上海出身、自担は関ジャニ∞の大倉忠義というジャニオタのエピソードを抜粋して紹介する。
チャボさん(24):もともとアニメオタクだったが、ふとしたきっかけでジャニーズ沼に。自担は関ジャニ∞の大倉忠義くん。現在日本在住で、中華系のオタク仲間と楽しくジャニオタライフを送っている。
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ライブのあとは「鳥貴族」で乾杯
――上海出身のチャボさん。関ジャニ∞がお好きだと聞きました。
はい、大倉担です!(大倉忠義くんが一番好き、という意味)関ジャニ∞は前から好きなのですが、2018年に日本に住み始めたことで初めてコンサートに行けてうれしかったです。2018年のツアーは北海道、東京、福岡、大阪に行きました!
――いいですね、満喫している! 本拠地・大阪も。
大阪は絶対一番盛り上がるし、関ジャニ∞のホームだからどうしても行きたかったんです。渋谷すばるくんがグループ脱退してから初めての全国ツアーで、しかも大阪オーラス(最後の公演)を取れたので、行くしかなかったです。
――ライブ後はやっぱり「鳥貴族」ですか?
もちろん。トリキ(鳥貴族、※1)で大倉くんのお父さまに感謝しながら打ち上げです。
※1 鳥貴族:大倉くんのお父さんは焼き鳥チェーン「鳥貴族」の創業者で、大倉くん自身も株主。
――ちなみに、大倉くんの特に好きなところは?
え~~たくさんありますが、一番は顔がいいところですね。顔がかっこいいし、ドラム叩いてる時の顔もすごくかっこいいし……うん、やっぱり顔がいい。
――推しを前にすると語彙力を失うのは世界共通だ。
ちなみに中国語で私のような人のことを「顔狗」(イェンゴウ)といいます(笑)。
――顔の犬……「きれいな顔が大好き」みたいな意味ですね(笑)。大学を卒業してからすぐに日本で就職したんですか?
そうです、アニメコンテンツ関連の会社で働いています。上海のマーケット調査など、中国関連の仕事もやりました。オタクの道に入ったのはアニメがきっかけなんですけど、いつか日本に行きたいとずっと思っていましたね。とはいえ、留学するにもお金がかかるのでなかなか……。大学で、日本での就職支援プロジェクトが行われていたので参加し、無事に今の会社に内定をいただきました。
――そもそもアニメオタクだったんですよね。どんな経緯で関ジャニ∞にたどりついたんですか?
日本のアニメの入り口は中学2年生の時に観た『機動戦士ガンダムSEED』でした。ガンダムにハマって『SEED DESTINY』『00(ダブルオー)』と観ていって。
――ガンダム! テレビ放送ではないですよね?
ちょっと言いにくいですが……本屋で売っていた海賊版雑誌の付録についていたDVDですね。海賊版雑誌、今はもうないと思うんですけど、当時は街の本屋さんで普通に売っていました。大学に入る前はアイドルに興味はなく、アニメ一筋でいろいろ観ていました。