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似たような話で。
よろこぶ顔が見たいっていうことと、おこった顔を見たくないっていうのは、やんわりつながってる気がしませんか。自分の心の平穏のために、相手をよろこばせるのか、相手をおこらせないのか、っていうのが、手段としては真逆なんだけれども、出どころは一緒のような気がするんです。
僕自身が小さい頃に、母親からほめられたいっていう気持ちと、母親からどうすればおこられないだろうかっていう気持ちを、どっかで混同して、間違えて育ってきたっていう感覚があるんです。お母さんは、全然怖くないのに、です。
ほめられたい気持ちが、おこられたくない気持ちになった。自分が肯定されたいっていうスタートだったのが、否定されたくない、ってなってしまった。それが一歩進むと、今度は、誰かを否定したい、になってしまうのかなとも。
だから、ほめられるってこととおこられないってことの違い、全然違うんだけれども、何か同じ心の中から出てくるっていうのが、ちょっと興味あるなと思ってるところなんですね。
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