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ダウンタウン松本が「いかに浜田が嫌いか」を国際電話で8時間話したあの頃

ダウンタウン松本が「いかに浜田が嫌いか」を国際電話で8時間話したあの頃

大﨑洋×坪田信貴×ハイヒールが語り合った「タレントとマネージャー論」

2020/08/20

genre : エンタメ, 芸能

note

言うこと聞かんから、みんな自由

坪田 吉本が面白いのは、タレントさんが自由すぎるというか(笑)。会社がコントロールしようとそもそもしてないところですよね。

 

モモコ 人の気持ちは止められへんもんね。

大﨑 他の事務所なら、駆け引きができるんやけどね。例えば、売れてるグループがいてて、「フライデー」とかにスキャンダルをつかまれた時に、「この件の掲載を止めてくれるんなら、グラビアで売れっ子の特集してくれてもええで」というようなバーターみたいなことができるんやけど。うちはそれも、でけへんねん。

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リンゴ なんでですか?

大﨑 みんな言うこと聞けへんもん。例えば、モモコの不倫が「フライデー」に載りそうやからって、今田や東野に特集出たってくれへんかって頼んだって、やってくれるか? 「なんでそんなことせなあかんねん」ってなるやろ。たとえが悪いけど(笑)。

モモコ そんなことはしていません(笑)。まぁ、駆け引きはでけへんわね。

大﨑 そうそう。だから、それだけみんな自由やねん。

『吉本興業の約束 エンタメの未来戦略』では、大﨑さんが社長に就任した時に掲げたテーマ、「地方創生、アジア、デジタル」についても、詳しく語られている。パソコンを使えない吉本会長が、なぜDX(デジタル・トランスフォーメーション)化にいち早く動き出したのか。コロナ禍を経て、エンタメ業界はいかに変わっていくべきか。世界全体が新しい時代に向かう今、吉本興業が抱く夢、そして約束とは?

吉本興業の約束 エンタメの未来戦略 (文春新書 1275)

大﨑 洋 ,坪田 信貴

文藝春秋

2020年8月20日 発売

ダウンタウン松本が「いかに浜田が嫌いか」を国際電話で8時間話したあの頃

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