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ビデオ会議を知ってから約2ヶ月で99人リモート参加のクイズ番組を収録!演出が語る制作ストーリー

数年前から働き方改革を考えるようになりましたが、ADさんがずっと編集所にいなければいけない状態が可哀想だなと思っていました。ADさん達が何をしているかと言うと、プロデューサーやディレクターと僕たち編集マンとの細かな連絡を取ってくれているんです。

それだったら、何かツールを使ってディレクターと編集が直接やり取りをすれば良いのではと思い、2019年の夏頃からJectorというクラウドのサービスを導入しました。

それでもやっぱりADさんが編集所に張り付くようなスタイルが変わらない部分もあったのですが、今回のコロナウイルスで強制的に密を避ける必要が生じ、これまで用意していた仕組みへと急速に移行する事ができました。

――映像編集の業界全体としては、どのような事を感じましたか?

僕たちポスプロの仕事場って、窓がない空間が多いですよね。これだけ三密を避けようと言われている中で、スタッフ達がそこに行きたいか?というと、絶対に行きたくないと思います。なのでリモートワークを進めて行かなければいけない。

それに、もし緊急事態宣言が再び出たとしても、我々からするとお客さんである番組制作の皆さんの仕事も、そして自分たちの仕事も守っていきたい。その為に、何が起きても対応できる環境を作っておく事が重要だと考えています。

ただし、自分たちだけでその環境は作れないんですね。プロデューサーもディレクターもADさんも皆が一緒になって「やりましょう」と言ってくれて初めて出来る事です。

 

――最後に、この後10年~20年というスパンでは、どのような変化が起きると思いますか?

映像業界の働き方に関しては、大きくは変わらないかもしれませんが、このままリモートワーク化が進み、本人がどこにいても働けることで、より健康的になっていくと思います。

あとは、テープを納品しなきゃいけないのが。。

去年、勉強の為に台湾のテレビ局を見て回りました。その時に言われたのですが「まだテープなどのメディアを使っているのですか?環境に悪いじゃないですか」と。

台湾では一気に記憶媒体を利用するのを止めるようになったと聞きました。そうした思い切った対応もどこかのタイミングで必要かもしれないですね。

(企画・構成:原礼子 / フジテレビ国際開発局 取材・文:寺記夫 / FNNプライムオンライン)

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