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2020/08/29

genre : ニュース, 社会

「一和会はいきなり山口組4代目組長を殺害してしまった。これは、山口組全体を敵に回すことになり、一和会は白旗をあげた。だから今回は、神戸山口組は6代目のトップを狙うことはないのではないか。それよりも、弘道会の最高幹部が狙われる可能性の方が高いだろう。そして、神戸山口組VS弘道会という構図に持ち込めば、山口組内のほかの直参はこの対立抗争とは無関係、手出しは無用とのメッセージになる。実質的には山健組VS弘道会だろう。これが山一抗争の教訓として学んだであろう点だ」(同前)

(写真はイメージ) ©️istock.com

「山健組VS弘道会」の構図は崩れるか

 5年前の分裂時、警察庁幹部が予測した「山健組VS弘道会」という構図。しかし、いまやその均衡が崩れつつある。

 2017年4月には、神戸山口組から一部グループが離脱し任侠団体山口組(現・絆会)を結成。さらに、神戸山口組に追い打ちを掛けるように、2019年末から今年にかけて傘下組織が離脱する動きを加速させ、今年夏には中核組織の山健組で内部分裂の兆候が発覚。有力組織の池田組のように実際に離脱を表明した団体も出てきている。

有力組織の池田組が神戸山口組から離脱を表明した書状として関係者に出回っている画像

 抗争はこのまま決着するのか。5年にわたって抗争を監視し続ける警察当局は、今後も事態の推移について情報収集を進める。(敬称略)

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