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【1位 となりのトトロ(1988年公開 監督・脚本:宮崎駿) 1295点】

 田舎に父とともに引っ越してきたサツキとメイは姉妹。長らく使われていない空き家で、見たこともないお化けを見かけた二人は、ある日、子どもにしか会えないという不思議な生き物・トトロに出会う。

 5位にランクインした『火垂るの墓』と2本立ての同時上映で公開された。宮崎駿の監督・脚本かつ、スタジオジブリが制作した長編アニメーション映画の中では、最も興行収入が低いが、2位『風の谷のナウシカ』を大きく引き離して「ジブリ映画ベスト」堂々の1位を獲得した。

 多かったのが「懐かしい」「ほっこりする」といった理由だった。

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「自分の体験したことのないシチュエーションや景色、会ったことのない登場人物のはずなのになぜか懐かしさを感じる不思議さにとても惹かれる」(60・女性)
「自分が子どもだったときのことを自然と思い出す感覚にハマっている」(48・女性)

1位『となりのトトロ』

「キャラクターがなんともほのぼの系で癒やされる」(47・男性)
「見るたびに、心が洗われる気がする」(54・女性)
「何度観ても癒されます。あの姉妹がその後どのような生活を過ごしているか想像するのも楽しい」(50・男性)

 今では、スタジオジブリの看板として劇場公開の冒頭でも登場する。読者の中にも、トトロに思い入れがある人が。

「トトロのぬいぐるみが家に何個もあった」(39・女性)
「子どもの時にはじめて見て、必死にトトロを探した記憶がある」(37・男性)

 主題歌の『さんぽ』など、音楽も印象的だ。

「自然を上手く描写したアニメーションに合わせて、サツキとメイの遊び心が感じられる主題歌『さんぽ』が流れるのがいい」(52・男性)
「こんなに主題歌が歌われ続けているのは珍しいのでは?」(59・男性)

<読者が選ぶ印象的なシーン>

「お腹にのったメイがトトロに名前を聞いて答えるシーン」

「サツキとメイがトトロとともにコマに乗って空を飛ぶシーン」

「サツキとメイが猫バスに乗って病院に向かうシーン」

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