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2020/09/02

小泉進次郎 ★2.5 「本質に切り込む発言力を磨く時期」

 小泉さんも河野さん同様、将来性は非常にありますし私自身も期待をしているのですが、今ではないと思います。

 彼の最大の武器は発信力です。昨年は、国連の気候変動問題の会議での「セクシー」発言など、失言として受け取られるケースもありましたが、彼のストレートで歯に衣着せぬ物言いには昔から注目していました。

小泉進次郎氏 ©文藝春秋

 2015年9月、私の主宰する勉強会「直撃!ニッポン塾」に小泉さんに参加してもらった際のこと。2015年はアベノミクスによって日経平均株価が一時2万円台を記録するなど第二次安倍政権の成果の兆しもみられた年でしたが、小泉さんは壇上で堂々と「本来、民間企業の賃金はその企業の経営者が全社的な判断で決めるべきものなのに(中略)どこまで国が口を出し、手を入れるべきなのか」「いろいろな人に聞いているが、よくわからない」と率直な意見を口にしました。

 これを聞き私はなるほどと感心し、彼は“株を上げた”と思いました。言葉を選びながらも本質に切り込む発言力は彼の強みだと思っています。

 その発言力・発信力を実のあるものにするために、いまはもっと経験を積み、本舞台に出る準備をするべきだと思います。なので、今回の総裁選に限っては2.5という点数です。