「そんな中、注目されるのが、伊勢谷容疑者が主演・脚本も務めた初監督映画『カクト』(2003年公開)です。この映画で伊勢谷容疑者が演じたのが、まさに麻薬の売買に手を染める大学生の役でした。脚本を自分で書くうちに、薬物に対しても知識を深めていったのではないかとも指摘されています」(映画関係者)
「麻酔をしてすることではないです」
このころの伊勢谷容疑者は、今のスマートな雰囲気とは違い、坊主頭で舌に開けたピアスを会見の場でひけらかすなど「やんちゃ」なイメージが常に付きまとっていた。
「大麻について自論を展開した伊勢谷さんですが、実はピアスについても独特の考えがあります。2001年に公開された是枝裕和監督の『DISTANCE』に出演した時には舌ピアスをつけていました。同年5月にフランスで開かれたカンヌ国際映画祭で、是枝監督や共演のARATAさんや夏川結衣さんらとともに現地でフォトセッションに参加。世界各国のカメラマンを前に、何度も舌をべろりと出すポーズを見せ、舌ピアスを強調していました。その後、顎にピアスをつけたのが『カクト』の時だったようです。2012年には自身のTwitterで、ピアスの穴は7個空けていることを公言しています」(同前)
伊勢谷容疑者のTwitterを改めて調べると、確かに独特の世界観が広がっていた。
例えば、フォロワーから「伊勢谷さんて唇の下にピアス開けてますよね?うち、軟骨開けたいんですけど麻酔するか迷ってます(笑)そこ、痛く無かったですか?どやって開けました?」という質問に対して次のようなリプライを返している。
《僕にとってはピアスは文化で、麻酔をしてすることではないです》(2012年2月4日)
さらに「伊勢谷さんの、唇のしたのピアスは、何の意味があるのですか?おまじない的な?」との質問については、《趣味ですね》(2011年7月8日)とあっさり答えるのだった。
独特な世界観を憚ること無く披瀝していた伊勢谷容疑者に対して、周囲からは「天才的な感性を持っている」と称賛の声も上がっていた。なぜ、伊勢谷容疑者は薬物に手を染めてしまったのか。
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