文春オンライン

2020/09/20

「笑点」もリモート大喜利に

 そうそうオンラインと言えば、ご覧になりましたか? 「笑点」のリモート大喜利。3月29日放送分以降公開収録を中断していましたが、5月24日放送分からは各回答者の師匠方はZoom会議のサラリーマンの如く、自宅からリモートでの出演。家族が見切れたり、近所を通る救急車のサイレンが聞こえたりしていました。

 7月26日の放送からは、おなじみのセットでの収録に戻りましたが、司会の春風亭昇太師匠とたい平師匠以外のメンバーは座布団の位置の縦長の大型モニターに映し出されているんです。

 一気に近未来と言う感じでしたね。一人くらいAIと入れ替わってても気づかないかもしれませんね(笑)。

 先日は、会場にいるたい平師匠が、モニターの中の三平師匠に向かって「つまんなかったらコンセント抜くからな」。

 デジタル使用でなんともアナログな仕打ちです(笑)。

オンライン落語の様子

落語家がもらえる給付金

 すみません、話が脱線しましたが……。

 そうそう、落語家の懐事情に話を戻します。そんなこんなで、時代はオンライン!といいつつもほとんどの若手が収入減が現状です。

 落語家は個人事業主ですから、例の持続化給付金ですか、あれをいただける訳です。色々調べてみたら色んな給付金があるんですね。家賃補助だったり、市区町村で給付しているものだったり。

 実は落語家への給付金ってのもあるんですよ。正しくは助成金なんですが、文化庁から伝統芸能に携わる人へ、ってのが。落語会を開催するにあたっての費用、会場費や人件費や小道具から消毒液なんかの感染対策の費用、オンライン配信でもレンタルスペースやカメラ機材なんかの費用までも、一部ですが補助が出るんです。

 これにはもちろん、金銭的な面でも助かりましたが、今まで「やるな」「するな」のムードだった落語会も、やっと後押ししてもらえた感じで、少しずつ色々なことが動き出してきた様に感じます。

 とは言え、まだまだ元通り……とは遠い状況。昔と違って内弟子制度を取っている一門も少なく、ほとんどの若手落語家は一人暮らしなものですから、生活費を稼がねばなりません。