昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2020/10/04

メンバーの名言「続けてたら、なりたい自分になれるんやで!」

――卒業したメンバーの方々との関わりでいうと、現在渋谷区議の橋本ゆきさんは政治の世界に進んだきっかけとして猪狩さんを挙げています。橋本さんとの印象深いエピソードはありますか?

猪狩 一昨年の夏にまだ私が入院中だった頃、京セラドームでの西武の試合前に仮面女子として1曲パフォーマンスさせていただいたんです。その時の入退場の時間がめちゃくちゃタイトで、車椅子で超ビューンって行かないといけない感じだったんですけど、その時に車椅子を押してくれたのがゆきちゃんでした。

 リハーサルの時は「ちょっと間に合わないね」って感じで、本番1日目は「あっ、ピッタリ」ぐらいだったのかな。で、2日目に「余裕で着きすぎたね、今度は」って日々スピードアップしていって……「入院中に車椅子で野球場を暴走した人なんていないんじゃないかな」と思いました(笑)。いい思い出ですね。

 

――水沢まいさんともすごく仲が良いそうですね。

猪狩 まいぷぅは、私が仮面女子に上がれなくて「辞めちゃおうかな」って思っていた時に声をかけてくれたんです。その時にまいぷぅがいてくれなかったら、今の私はいないかもしれないです。格言をよく言う子で、本の中にもある「続けてたら、なりたい自分になれるんやで!」っていう言葉は、本当にずっと心に残ってます。

事故をきっかけに私を知って私推しになって下さった方もいます

――そういった方々がいたから諦めずに続けて来られた面もありますか。

猪狩 そうですね。前のセンターの立花あんなちゃんも、絶対ネガティブなことを言わないし、人が嫌がることを率先してできるので、センターでいることにすごく納得させられる子でした。例えば候補生(仮面女子に昇格する前の段階の1つ)に任されている仕事を「ありがとう、やってくれて。私もやるね」というふうに手伝ったりしてくれるんです。尊敬できる人はいっぱいいましたね。

 

――「メンバーだけで話さないように」といった方針のグループもあるらしいのですが、もしそうだったらどうなっていたと思いますか?

猪狩 「仕事」「ルーティンワーク」みたいな感じになっちゃうのかなと思いますね、パフォーマンスが。普段からのコミュニケーションがないと、ライブ中の遊びとかもできないんじゃないかなと思います。

――ライブには車椅子の方も来られますか?

猪狩 そうですね、事故後に結構増えました。「私をきっかけに来てくれたのかな」と思うとすごく嬉しくなりますね。実際に事故をきっかけに私を知って私推しになって下さった方もいます。

z