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未だ発見されていない遺体
北朝鮮によれば、北朝鮮はAさんを発見した後、取り締まり命令をだしたが、Aさんが黙秘したままだったため、海上警戒勤務規定により射撃すると逃走したので再び射撃したとし、その後、接近すると血痕だけが浮いており、遺体は発見できず、Aさんが摑まっていた浮遊物を焼却したという。
韓国政府はこのひと月ほど南北関係を修復しようとする書簡を北朝鮮と交換していたことも明らかにしたが、前出記者はこう訝しがる。
「政府は南北の和解の雰囲気を前面に出して、今回、北朝鮮が異例の早さで書簡を送ってきたことを免罪符にして、この事件の幕引きを図ろうとしているようにも見える。しかし、Aさんの死を後れて公にしたことや越北しようとしたと発表したことなどについてその背景や根拠を説明すべきです。北朝鮮への忖度と思われるようなことは止めてほしい」
果たして、真相は明らかにされるのだろうか。