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《平手派また卒業》欅坂46・佐藤詩織が書いた「活動のなかで悲しかったこと」 櫻坂46の“急勾配”を運営も懸念

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 実際に佐藤は、1月23日に平手が脱退を発表するのと同時に、「美術を学ぶ留学と活動休止」を発表していた。

留学から帰国と同時に欅坂を卒業した鈴本美愉

「欅坂における『留学』は、事実上の『卒業』を意味するといっても過言ではありません。2019年秋には、鈴本美愉(22)がマルタ共和国に留学しましたが、帰国と同時に卒業しています」(同前)

 だが結局、佐藤の留学は新型コロナウイルスの影響で延期になり、欅坂46の活動に復帰した。それでも、「平手のいない欅坂」から佐藤の心は離れていたようだ。

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2期生の武元唯衣と 2020年8月30日の公式ブログより

怪我で万全の状態で踊れない時も

 佐藤が「平手がセンターの欅坂」を愛するようになる過程には、彼女自身の怪我も大きく影響していた。

「佐藤は欅坂の中でもかなりの“お嬢様”で、幼少期からバレエを習っていて、グループの中でもダンスのキレは群を抜いています。しかし足に古傷を抱えていて、万全の状態で踊れない時期も長かった。

紅白リハーサルでセンター平手は曲が終わると同時にステージに手をついた(左下) ©文藝春秋

 公開中のドキュメンタリー映画(『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』)のパンフレットでも、『活動のなかで悲しかったこと・悔しかったこと』という質問に『怪我』と答えています。『夏の全国アリーナツアー2018』の福岡公演で、左足の状態が理由で公演を欠席したこともあります。

 そんな自分が満足のいくパフォーマンスができない時でも、最年少の平手がセンターでグループを引っ張る姿を見て、彼女に心酔するようになっていったのです」(別の欅坂関係者)