以上が、非常にざっくりとした『鬼滅の刃』の基本情報だ。また、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』はTVアニメに続くエピソードとなり、原作では7巻・8巻に収録の内容となる。
さて、少々長くなってしまったが、ここからはいよいよ、『鬼滅の刃』を彩るキャラクターの魅力を、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』までに登場するキャラクターに絞って、書いていきたい。
最も人気のあるキャラクターは誰?
まず、皆さんに質問。『鬼滅の刃』で最も人気のキャラクターは、誰だと思いますか?
10月26日に発売された「週刊少年ジャンプ」で発表された人気投票の結果は、1位:我妻善逸、2位:冨岡義勇、3位:時透無一郎(ときとう・むいちろう)、4位:竈門炭治郎、5位:胡蝶(こちょう)しのぶ、6位:嘴平伊之助、7位:煉獄杏寿郎という顔ぶれ。ちなみに禰󠄀豆子は11位だ。
人気投票は劇場版の公開以前に行われており、システム上コアなファンが参加するものでもあるが、1位は17,451票、2位は13,281票と大差がついており、善逸が圧倒的な人気を誇っていることは事実。
主人公が4位・ヒロインが11位という点から見ても、『鬼滅の刃』の各キャラクターの人気ぶりがわかる。
ちなみに『鬼滅の刃』は『ジョジョの奇妙な冒険』や『BLEACH』等々、様々なジャンプ漫画からの影響がみられるが、善逸は「普段は臆病だが、決めるべきところで必ず決める」ポジションであり、いわゆる王道の「ギャップ萌え」が注入されたキャラクター。
戦いを怖がり、絶叫してばかりの三枚目キャラクターだが、仲間思いで禰󠄀豆子のことが大好き。緊張と恐怖が極限に達すると眠りに落ち、その瞬間本来の強さが発揮される。
高速で移動する戦闘スタイルや、多彩な技を操る他の隊士に対してひとつしか技を使えない不器用さも、共感を呼ぶ部分といえよう。
余談だが、善逸の「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」は、『るろうに剣心』の抜刀術や、斎藤一の「牙突」をも想起させる。