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「従順ではない」「挨拶や媚び売りがわざとらしい」

「Travis Japan」は2012年に結成された7人組ユニットだ。ジャニーズJr.随一のダンスパフォーマンスを誇るグループでもある。今年5月、「Travis Japan」が表紙を飾った女性誌「an・an」は発売2日間で完売し、10月にはJr.グループとしてはじめて女性誌「ViVi」の表紙にも抜擢された。同じ2012年結成の「Snow Man」や2015年結成の「SixTONES」にデビューでは先を越されたが、現在デビューに最も近いグループの1つだ。

Travis Japanのメンバーたち 左から松倉海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、宮近海斗、中村海人、川島如恵留、松田元太 「ISLAND TV」公式サイトより

「『Travis Japan』はJr.の中ではキャリアも長いので、各メンバーも自我が確立されていて指示や注意に対しても自分の考えを主張します。それがAさんには、『従順ではない』と映ったようです。いったん嫌われてからは『全員顔がパッとしない』『川島如恵留は小さい頃から挨拶や媚び売りがわざとらしい』など言いたい放題なんです」(同前)

「滝沢の指示だから」と聞く耳を持たないA女史

 A女史の“Travis Japan外し”は、番組制作にも影響しているという。

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「番組内の『ジュニアにQ』という質問コーナーでの扱いは特に顕著です。オフィスホー制作の回では明らかにグループによって出演頻度に差があり、『Travis Japan』メンバーはほとんど出ていません。ファンもそれには気づいていて、番組宛のメールでも『毎回同じ子ばかりで別の子も出してください』というコメントがたくさん寄せられています。

 あまりにも不公平な扱いが続くと周囲のスタッフも注意しようとするのですが、『滝沢の指示だから大丈夫』と聞く耳を持たない。しかし、ジャニーズ事務所スタッフに聞いても『そんな指示は聞いたことがない』と言っているんです」(同前)

番組の定番企画「ジュニアにQ」に登場するA.B.C-Zの河合郁人(左)と戸塚祥太 「ザ少年倶楽部」2019年11月8日放送より

 過去の放送を確認すると、オフィスホーが制作を担当した13回分で、2019年は「Travis Japan」のメンバーの登場はゼロ。「Snow Man」と「SixTONES」がデビューし、ジャニーズJr.ではなくなった2020年でも、4回の登場にとどまっている。この間、「美 少年」は11回、「HiHi Jets」は7回、「7 MEN 侍」は6回登場している。「Travis Japan」の登場は確かに少ない。

「Travis Japan」のメンバーたちやマネジャーもA女史からの扱いの悪さには気づいているという。

「日頃からメンバーは『俺たち嫌われているからさ』とボヤいています。ただ、逆にAさんに気に入られたタレントも大変です。『A.B.C-Z』の河合くんはAさんのお気に入りの1人ですが、ある意味では彼も“被害者”です。

五反田で目撃された河合郁人 Ⓒ文藝春秋 撮影・細尾直人

 先輩の曲を数人のメンバーでカバーするコーナーのMCで、河合くんは『歌ってもらうのは僕が選んだ〇〇くんです!』と言って曲紹介をします。それに対して視聴者から、『河合くん、好み偏りすぎ』『番組を私物化している』というクレームが来るんです。

 ですが、もちろん出演者を決めているのはAさんです。河合くんは『自分が選んだ』と言わされているわけです。ただ、それを公言することもできないので、可哀想なんです」(同前)