3位の中村嶺亜より高得票のメンバーがいた
「NHKの音楽バラエティ『ザ少年倶楽部』の中で、ジャニーズJr.がお互いに投票して、“最も笑顔が素敵”なメンバーを決める『笑クラキング』というアンケート企画がありました。2月17日に収録されて3月13日に放送されたのですが、結果は1位が『少年忍者』の久保廉くん(15)、2位が『美 少年』の藤井直樹くん(20)、3位は『7 MEN 侍』の中村嶺亜(れいあ・23)くんでした。
しかし実際にアンケート回答を集計してみると、順位は違う。3位の中村くんの得票は6票なのですが、ある別のメンバーには8票入っており、本来なら中村くんより上なんです。でも放送ではそのメンバーの出番はありませんでした」
こう語るのは、人気番組「ザ少年倶楽部」の内情に詳しいテレビ関係者だ。ジャニーズ所属のタレントが多数出演する同番組だが、制作会社の女性社長の好き嫌いによって出演者に優劣が付けられるという“私物化”が常態化し、アンケート企画も思いのままに改ざんされたというのだ。
ジャニーズJr.がメインの貴重な番組
「ザ少年倶楽部」は、NHKBSプレミアムで毎週金曜18時から放送されている1時間の音楽バラエティ番組。地上波のNHK総合でも土曜日の深夜0時台に前月の再放送がある。現在は「A.B.C-Z」の河合郁人(33)がメインMCを務め、歌とバラエティ企画で構成されている。
キャストの中心はジャニーズJr.たちだ。他の番組では「嵐」や「関ジャニ∞」などデビューグループのバックダンサーとしての出演が多いジャニーズJr.たちだが、この番組は彼らにスポットが当たる貴重な場であり、次世代ジャニーズに関心が高い熱心なジャニーズファンたちから支持されている長寿番組だ。
収録はNHKホールを貸し切って行われる。コロナ禍前は200人以上の観覧客を入れていたため、会場には黄色い歓声が飛び交っていた。番組のファンは20代前後の女性がメインで、観覧客は曲にあわせて一糸乱れぬ振り付けでエールをおくる。