「菜月は事件後、『1人で辛い思いをしている宮崎さんに何もしてあげられないことが苦しい』って話していました。娘は起訴、不起訴が決まるまで宮崎さんと連絡も取れません。本当に些細な痴話ゲンカがどうしてこんな騒ぎにならないといけないのかという気持ちです。お酒の席でちょっとイライラしたというのもあったとは思うんですけども、娘はケガもしてないですし、供述は最初から同じです。多少もみ合いにはなったけど、暴力は受けていないそうです。だから娘は被害届も出していません」
「文春オンライン」の取材に憔悴しきった様子で語ったのは、ハンドボール界のレジェンド・宮崎大輔(39)の恋人で元新体操日本代表「フェアリージャパン」の選手だった深瀬菜月(26)の実母だ。
スポーツ界に衝撃が走った宮崎逮捕の一報。これまで報じてきたように(#1 ・#2)、事件は11月1日、名古屋で起きた。その夜、宮崎は深瀬と宮崎の姉、その知人の男女4人で会食をしていた。
取り乱した様子で何度も連絡があった
「その席で、酩酊した宮崎が深瀬に対する暴言を吐いたことが原因で姉と口論となり、警察が駆け付ける騒ぎに発展した。その後、宮崎と深瀬は宿泊先のホテルへと戻ったが、些細なことから再び口論となり揉み合いになった。部屋を出て行った宮崎を捜そうと深瀬は警察に電話で相談。警察が駆け付けると、部屋の床に深瀬の髪の毛が落ちていたなどの現場の状況から、暴行の容疑で逮捕に踏み切った」(捜査関係者)
逮捕から1日で宮崎は釈放となり、東京の自宅マンションへ帰京。宮崎は3歳年上の妻との間に2人の子供がおり、現在は離婚調停中の身だ。深瀬とは半年ほど前からこのマンションで同棲生活を送っていたが、しかし、今かつての“愛の巣”に深瀬の姿はない。遠く離れた実家のある秋田に住む母のもとには深瀬から取り乱した様子で何度も連絡があったという。