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そば屋が作る「江戸焼き」って何だ? 「しっとり、アツアツ、とろとろ」食感の正体とは

2020/11/10
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そば粉が大活躍する、これが「江戸焼き」(1200円)

 焼きあがったら、それを一口大に切り、江戸焼きに入れる具として用意する。次に、炒ったむき身のそばとそば粉を合わせ混ぜて、そば湯の出汁を加えて適度なゆるさの生地をつくる。

鴨が焼きあがったら一口大に切り具として用意する
炒ったむき身のそばを炒る
そば粉を合わせ混ぜて、水を加えて適度なゆるさの生地をつくる

 そして、鉄鋳物製のたこ焼きプレートをガスコンロに置いて熱し、油を引いてそば生地を流していく。そこに焼いた鴨肉を入れて、刻んだネギをちらして、高野さんは器用に金串でひっくり返していく。この一連の作業はたこ焼きとほぼ同じである。

鉄鋳物製のたこ焼きプレートを置いて熱し、油を引いてそば生地を流していく
そこに焼いた鴨肉を入れて、刻んだネギをちらして行く
高野さんは器用に金串でひっくり返していく

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 程よく火が通って出来上がったら、お皿にのせて、鰹節を振りかけ、ワサビ、返しを入れた呉汁のような出汁のつゆをつけ汁として添えて完成である。

鰹節を振りかけ、ワサビ、返しを入れた呉汁のような出汁のつゆをつけ汁として添えて完成