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2020/11/13

genre : ライフ, 社会

女子は「相席居酒屋」で始発まで時間をつぶした

 男性がカプセルホテルやサウナなら、若い女性が終電に乗り遅れた後に立ち寄った定番スポットは相席居酒屋だ。アパレルメーカーで働くBさん(28歳、女性)は「学生のころは終電を逃すといつも相席居酒屋で朝まで時間をつぶしていた」と語る。

「私の学生時代は相席居酒屋の全盛期で、繁華街には複数の店舗があった。男性客と相席になる代わりに女性は無料になり、ご飯も食べられるので、お金のない学生が始発の時間までいるには最高の場所だったんです。しかも、私は埼玉の奥のほうに住んでいるので終電が23時台と早い。たぶん月2〜3回は相席居酒屋に行っていましたね。

 それに、終電が出てしまうと駅周辺でナンパが激増するので、それがウザいから相席居酒屋に避難するという意味もありました」(Bさん)

©iStock.com

 同じく女性ならではの終電後のスポットに初回無料のホストクラブがあった。事務職をしているCさん(30歳、女性)は、「ホストに『初回無料だからおいでよ! 帰れないなら朝までいてもいいよ』と声をかけられて一度行ったことがある」という。

「大江戸線は地下鉄のなかでは終電が遅いんですけど、学生時代に六本木で友だちと飲んでいたらタッチの差で光が丘行きの終電に乗り遅れてしまって。そうしたら六本木交差点付近でチャラいホストに声をかけられたんです。ホストクラブなんて行ったことはないし、初回無料も怪しいと思ったんですが、酔っていたこともあり勢いで……。

 実際に行ってみると、ホストクラブ名物のコールを教えてくれたりして楽しいし、お酒も飲み放題。始発まで5時間ほど店にいたんですが、本当に無料でした。ホストクラブに行ったのはそのときだけだったんですけど、終電が早くなるというニュースを聞いたときはあのチャラいホストを思い出しました。『あいつ、いいやつだったな』って」(Cさん)