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「『EXILEになれなくて…』の答えを僕も探している」 小林直己が語る“等身大”の悩み

2020/11/13
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HIROさんからも「楽しみにしてます」とメッセージが

――今まで、文庫解説や書評は何度も書いていらっしゃいましたが、これだけの分量を書く連載は初めてですね。

小林 そうですね、でも書くことで整理する癖は幼いころからありました。書いたものは後から見直せるし、優柔不断で悩みがちな自分に合っているかもしれません。

©️杉山拓也/文藝春秋

――自分の迷いや葛藤をさらけ出すことに、不安はありませんでしたか?

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小林 反対に、自分の状態を伝えて共感してもらうことで、楽になりました。文章にもその気持ちが反映されていると思います。「等身大」でありたいという気持ちが強いです。

――連載を始める前には、HIROさんにも相談したそうですね。

小林 この連載を通じて、新たな角度からLDHを知ってもらえる機会を作りたい、と伝えました。LDHはアーティストマネジメントだけではなく、飲食、アパレル、映画制作・配給、スクール事業など、色々な部署やプロジェクトもあります。それらを、文章を通して発信することに、可能性を感じてもらえたのかなと思っています。

――連載について、EXILEや三代目 J SOUL BROTHERS のメンバーや、LDHの皆さんからはどんな反応がありましたか?

小林 三代目EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーには、連載のレイアウトの段階で見せたんです。タイトルの意味合いとか、みんな感じるところがあったようでした。(白濱)亜嵐や、SHOKICHI、(佐藤)大樹などから、「すぐ読みました!」とか、「引き続き楽しみにしてます」とかメールが来て、嬉しかったですね。HIROさんからも「楽しみにしてます」とメッセージをいただきました。

©️杉山拓也/文藝春秋

――SNSを通じた、ファンの方からの反応も大きかったですね。

小林 嬉しいです。コロナ禍で僕が感じていたことに共感してくれたり、EXILEや三代目の活動は見ていたけど、こんな裏側があるとは知らなかったといったメッセージをもらいました。