文春オンライン

2020/11/16

受け継がれる意志

 16年間横浜のファンに愛され、幾度となくチームの危機を救ってきた石川さん。

 昨年の東京ドームでのジャイアンツ戦、昇格後すぐに11連敗を阻止したあのホームランは記憶に新しいのではないでしょうか。

 横浜スタジアムで「セカンド石川」がコールされると、何かやってくれるのではないかと期待するのはファンの方たちだけではありません。

 普段はクールなのにたまに見せるお茶目な姿も、グランドでは180度変わるその熱いプレースタイルも。

 鬼気迫る1塁へのヘッドスライディングや、怪我をおしての強行出場、多くは語らなくても、その姿はチームの士気に多大な影響を与えてきました。

 代々受け継がれてきたその意志は、石川さんがチームを去っても、しっかり受け継がれていくことでしょう。

 今シーズン完全復活以上の活躍を見せた梶谷選手。横浜高校の後輩でもある倉本選手や乙坂選手。石川さんが去ってもその意志はベイスターズで生き続ける。

 そう信じています。

 

『石川雄洋』のいないベイスターズ

 球団にとって功績をあげた選手は、多くのファンに囲まれながら華々しい引退セレモニーを行いファンや球団関係者など、全ての人たちに感謝を述べる機会を頂戴できます。しかし現役を希望した選手がその機会をもらえることはそう多くはありません。荒波さんのようなケースもありますが、何の機会もないまま引退していく選手がほとんどです。

 石川さんも現役続行を表明しているので、その機会は難しいかもしれません。

 次の球団があるにしろ無いにしろ、16年間在籍し、多くの功績を残しファンに愛された石川さんが、何も話す機会がないのは個人的に少し寂しい気がしますが、大好きな先輩が違う球団でも活躍している姿はもっと見たい。

 横浜スタジアムで「セカンド石川」がコールされる日を楽しみにしたいと思います。

 皆さん、その時は敵チームですが、大きな拍手と声援をよろしくお願いいたします。

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