昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

――芸人じゃなくて歌手になりたかったこともあったんですか。

ほしの 小学生の時とかは芸人か歌手のどっちかになりたかったですね。歌手はビジュアルであきらめましたけど。高校生の時はEXILEがすごく好きで。当時がちょうどTAKAHIROさんが入ったボーカルオーディションをやっていた頃で、あれもちょっと「受けようかな…」とか思っていました。

 ただ18歳以上が条件で、当時17歳で受けられなかったんです。「もし受けていたらTAKAHIROじゃなくて(本名の)KAZUNARIとしてEXILEだったかも…」とかはたまに想像しますね(笑)。

歌唱力ではTAKAHIROにも負けない…? ©️文藝春秋

芸人として「歌」そのものが注目される難しさ

――周りの芸人さんたちは歌でバズったことについて、何か言っていました?

ほしの 「よく今まで隠していましたね」って言われましたね。別に隠していたわけじゃないんですけど。ただ出す自信がなかっただけで。意外だったのは、あんまり「芸人が歌なんかやりやがって」みたいな批判的な声がなかったことですね。

 でも、もう今は土佐兄弟さんがTikTokの「高校あるある」から売れてテレビに出るようになったみたいに、むしろ芸人も「ほかになにか1つくらい武器がないといけないよな」みたいな感じでした。SNSを活用するにしても、なにか特徴がないといけないと考える芸人が多いのかもしれないです。

©️文藝春秋

――その武器がほしのさんは歌だったと。今後はそれをどんな風に生かしていく予定ですか。

ほしの いや、本当に僕も悩んでいるんです。どういうバランスでやっていけばいいのか…。いままで芸人さんでネタ以外で歌っていた人っていないじゃないですか。ダウンタウンさんとかとんねるずさんとかはいましたけど、僕とは格が違う皆さんですし、ちょっと質が違う。

 そう考えるとこういう注目のされ方って実は前例がなくて。ガチで歌をやりすぎるとお笑いに支障が出そうですし、かといってお笑いではまだそんなに存在感を出せていないので…今後模索していくしかないんですかね。

クリープハイプ-栞/THE FIRST TAKE ほしのディスコver

 

 これまでって、あくまで主戦場はお笑いの芸人が、そこへの導線として「歌」も持っていたんだと思うんですけど、なんか今回は本当に「歌」そのものが注目されてしまって。そこが本当にキツイんです。