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「めちゃくちゃ怖い。評価の対象が自分だから」逆境を乗り越え続けた羽生結弦の名言を美麗写真と共に振り返る

『羽生結弦の言葉』より

2020/12/15

 ジュニア&シニアの主要国際大会(世界選手権、四大陸選手権、グランプリファイナル、五輪、世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリファイナル)をすべて制覇するスーパースラムを達成し、個人として史上最年少で国民栄誉賞を受賞…華々しいキャリアはもちろん、高い技術力と美しいスケーティングで老若男女問わず多くのファンから愛され続ける羽生結弦。

 彼が現在の境地に辿り着けた理由は何だろう。その要因の一つとして欠かせないのが、類稀な強い精神力ではないだろうか。才能だけでも、努力だけでもない。どんな逆境におかれても、羽生結弦は前を向き、自分自身を鼓舞し続けてきた。

 そんな彼のシニアデビューから現在に至るまでの10年を、125枚の写真、そして111の言葉と共に振り返ったオフィシャル名言集が5年ぶりに発売となった。そのタイトルは『羽生結弦の言葉 』。ここでは、同書より10の言葉・写真を特別にセレクトし、一挙掲載する。

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「羽生結弦の言葉」(1)――悔しさの意味

「悔しさは僕にとって収穫でしかない」

©能登直

 2017年9月、オータムクラシックのショートプログラムで112.72点というショートプログラム世界最高得点(当時)をマークしながら総合2位になって。

「羽生結弦の言葉」(2)――リスペクトする2人へ

自分がこのプログラム(SP曲『秋によせて』、FS曲『Origin』)を滑ってリスペクトを示すために大切なのは、やっぱり勝つことだと思うんですね。しかも、クリーンに滑って勝つこと。それがギフトとして自分のリスペクトを彼らに贈るということだと思うんですね。プログラムを滑ることでのリスペクトもありますが、リスペクトしているからこそ、このプログラムの曲を汚したくない、このプログラムでいい演技をしたい……、というプレッシャーが自分にもかかっています」

©能登直

 2018-19シーズンを前に、少年の頃から憧れていたジョニー・ウィアーとエフゲニー・プルシェンコの代表的プログラムの曲を滑ることについて語って。