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2020/12/10

source : ノンフィクション出版

genre : ライフ, ライフスタイル, 社会, 働き方, 読書

夫が「パートナー」として振舞わないときは……

 もともと私は「主人」や「旦那さん」という言葉が嫌い。英語で言うと「マスター」となるので、「ご主人さま」と「使用人・奴隷」の関係を喚起させるからです。私は「夫」か「パートナー」という表現を使うのがいいと常々思っています。

 単なる「呼び方」と言ってしまえばそれまでですが、こうしたちょっとしたところに思いや意識が表れているように私は感じます。オレンジページ「くらし予報」でも、「配偶者に直して欲しいこと」として「私への話し方・態度がぞんざいだ」(23.8%)という項目が挙がっていました。

 なぜ、話し方や態度がぞんざいになるかといえば、意識の根底に「上下関係」「主従関係」があるからです。そこまで極端でなかったとしても「支える人」と「支えられる人」という立場の違いは感じ取れます。

 サステナブルな夫婦関係のためにも、自分が人として尊重されていると感じるためにも、暴言を吐いたり自分を傷つける逆モチベーターな夫には、まず自分の気持ちを伝えることが大切です。

 感情的にならず、論理的に、 キッパリと自分の意思を伝えます 。伝えるタイミングですが、2つのベストタイミングがあります、1つは言われた直後です。でもこの場合感情的にならないのはかなり難しいかと思います。また家の中だとどうしても収入の高い方が優位になりがちだし、「見えない」という安心感もあって感情は余計に爆発しがちです。

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 もう1つのタイミングは公園やカフェなどお互いにとって意味のないニュートラルで公の場所を選ぶことです。人の目があるので感情を抑えることに役立ちます。

 まずは話し合うことを選ぶ。感情ではなく論理という武器で戦います。それがダメなら相談できる人やカウンセリングもあるでしょう。

 それでもダメな時、あなたは「我慢」を選びますか? それとも「逆モチベーターな夫とは添い遂げなくていい」とマインドシフトしますか?

 あなたの一生は物凄い価値のあるかけがえのないものです。あなたには選択肢があります。

理由3:女性も経済的自立が必要

 生きていくためにはお金が必要です。実はこれが離婚の最大のネックとなっていました。なぜなら女性は家庭に入るとお金を稼がなくなることが多かったからです。

 経済的な理由で「離婚したくてもできない」と話す女性を、私はこれまで何人も見てきました。「離婚したら生活していけない」「離婚しても実家には頼れない」、そんな理由で全く望まない結婚生活を続けていく。