11月27日、「文春オンライン」に掲載された、宮崎謙介(39)の不倫記事が大きな話題を呼んだ。宮崎は4年前にも不倫スキャンダルを報じられて議員を辞職。妻である金子恵美(42)は2017年10月の衆議院議員総選挙で落選してしまった。

 それでも金子には夫と離婚する気はなさそうだ。報道後の29日には「サンデージャポン」(TBS系)に夫婦揃って出演し、金子は「しっかりと反省をして態度で示してほしい」「離婚はしない」と語った。今年10月に出版した著書「許すチカラ」(集英社)には、「妻として母として女として――許すことで私は幸せになれた」と綴っている。

 また、今年は12月3日に会見を開いた渡部建(48)や東出昌大(32)、瀬戸大也(26)、Zeebra(49)、近藤真彦(56)ら、既婚男性による不倫の話題に事欠かない。そして佐々木希(32)、杏(34)、馬淵優佳(25)、中林美和(41)ら妻たちには多くの声援が集まった。

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夫に不倫された妻=「サレ妻」という言葉の意外と古い歴史

 実は今、ネット上では彼女たちを指す言葉が話題となっている。それは「サレ妻」。夫に不倫された妻、という意味だ。

写真はイメージ ©iStock.com

 サレ妻という言葉の歴史は案外、古い。

 実は2001年頃から、2chの「不倫・浮気板」などですでに使われていた。しかし、2008年に出版された小説「戦場のサレ妻」(主婦の友社)がきっかけでこのネットスラングに注目が集まる。その後、サレ妻ストーリーの発表の場はブログに移り、現在ではInstagramが中心となっている。今、「サレ妻」で検索すれば、膨大な数のサレ妻アカウントが見つかるはずだ。

 アカウントのプロフィールには、こんな文言が並ぶ。

《旦那が未成年と不倫しました。現在離婚準備中》

《私が妊活中に、他の女と妊活してました》

 衝撃的な体験を公開するサレ妻たちのInstagramやブログには、熱心な固定読者がついている。コメント欄には《この男、ホントにサイテー》《旦那を説教してぶん殴りたい》《負けないでください》など、共感した読者からの声が日々書き込まれるのだ。中には、ひとつの投稿に何百件ものコメントがつくこともあるのだ。

 サレ妻とは一体、どんな人たちで、なぜ“サレ体験”を投稿し続けるのか――。Instagramでフォロワー5ケタを超える人気サレ妻たちに話を聞いた。