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「恥ずかしいけど〇〇〇がうまいところ♡」夫の不倫相手をLINEで自爆させた臨月サレ妻が、離婚しなかった理由

「不倫サレてもタダじゃ起きない女たち」の怖~い実話集 #3

2020/12/09
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「不倫は許せないけど、ムダな経験にはならなかった」

「これはよかったと思っています。当時は辛かったですが、『不倫する人って馬鹿だなぁ』と思えるようになりました。それに色々あったからこそ、夫とは今が一番仲良しだとも思えます。サレた当時は“夫婦”という2人組でしかありませんでしたが、不倫を乗り越え、夫が子供と接する今の態度などを見ていると『やっと私たちは本当の家族になれたんだな』と感慨深いものがあります」

 とはいえ毒島さんは「サレてよかったとは全然思いませんよ。不倫は絶対に許せないです、今でも!」と憤る。しかし「ムダな経験にはならなかったかな、とは思えています(笑)」とも語るのだ。そんな逞しさが、渦中にいるサレ妻たちの支持が厚い理由なのだろう。

寝室のクローゼットに潜み、情事をすべて撮影

 彼女らのほかにも、サレ妻アカウントは数限りなくある。なかでも有名なアカウントをいくつかご紹介しよう。

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「大切な娘が1番初めにママと呼んだ相手は不倫相手でした」

 こんな驚きの一文が載っているのは、リナさん(30代)のアカウントだ。

本人のInstagramより

 当時29歳のリナさんが、30歳の夫(現在は離婚)と0歳の娘とともに暮らしていた頃のサレ妻エピソードが投稿されている。このアカウントが話題になったのは13~15話で展開された「浮気現場へ突入」の回だ。

 リナさんはすでに、元夫が不倫をしているという確信を得ていた。なぜなら、不倫相手とのLINE、写真、さらにはリナさん自身が夫を尾行して、食事デートからラブホテルに向かう現場を押さえていたからだ。 

 そのためリナさんは元夫に「家を不在にする」と嘘をつき、寝室のクローゼットに潜んでいた。そして夫が不倫相手A子(アカウント内での仮名)を自宅に連れ込み情事にふける最中、クローゼットからそのすべてを撮影していたのだという。

本人のInstagramより

 そして、情事を終えたタイミングを見計らって扉を蹴り開け、「どうも! 嫁でーす☆ あれれー?? 何してんのかな?? なんで知らない女の人も裸になってベッドに寝ているのかな?? あれれー????」と登場した。

 元夫はドスンとこけて、A子は裸で縮こまっていたのだという。

本人のInstagramより

 この投稿から《ドラマ化してほしいレベル》など、100件を超えるコメントがつきはじめ、フォロワーは現在約10万3000人。電子書籍化も決定している。