「あれくらいやらなきゃ売れないんだな」圧倒されたももクロの存在
――そんなことはないと思いますよ（笑）。当時、TIFや『アイドルちん』（日本テレビ）で、ももいろクローバーZとの共演も多かったと思います。
小池 ももクロさんは1台の車に5人でぎゅうぎゅうに乗って地方を回ったり、大変な苦労をされていると聞いていたし、ライブになると歌もダンスもクオリティが高いので圧倒されました。私たちは1歩引いて見ながら、「あれくらいやらなきゃ売れないんだな」と思いましたね。私たちなんて、最初は「言われているからやる」という姿勢でしたから。
ただ、私たちも欲は出てきて、「もっと激しいダンスを踊りたい」とスタッフの方に言ったんですけど、聞き入れてもらえなくて。グループのカラーに合ってないし、そもそもカッコよく踊れないから当然なんですけど、当時は不満で、嫌なことは嫌とハッキリ言ってました。「はいはい」とあしらわれて終わるんですけど（笑）。
ファンの方は他のアイドルと差別化された曲や振りが好きだったと思うので、いまはスタッフの方たちが正しかったことが理解できるし、いまの感情でトマパイをやっていたら、もうちょっと違ったのかなと感じることもあります。
