2020年に亡くなられた方の追悼記事のうち、文春オンラインで反響の大きかったものを再掲します(初公開日 2020年9月28日)。

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「竹内さんの転機は、1度目の結婚と出産、そして離婚だったと思います」

 9月27日に急逝した女優の竹内結子さん(享年40)について、取材班は数多くの関係者に話を聞いた。多くの人が記憶していたのは、竹内さんの1度目の”転機”のことだ。

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 竹内さんは2004年の映画「いま、会いにゆきます」で共演した歌舞伎俳優の中村獅童(48)と2005年6月に結婚し、長男を出産したが、2008年2月に離婚している。

「歌舞伎役者は“女も芸の肥やし”」をキッパリ拒絶

2004年10月、映画「いま、会いにゆきます」完成会見での竹内結子さん ©時事通信社

 竹内さんの親しい友人が語る。

「離婚の原因は、獅童が起こした不倫スキャンダルでした。しかし当時、周囲の人間は『獅童は歌舞伎役者。歌舞伎役者は女性関係も“芸の肥やし”です。竹内さんも”梨園の妻”になったのだから、獅童を許すのでしょう』などと考えていた。しかし、竹内さんはキッパリ離婚を選択した。とても驚いたのを覚えています」