いつまでも健康で体の不調を感じることなく日々を過ごしたい。そのためには運動も大切だが、まずその礎となるのは毎日の食事だ。女性専用パーソナルトレーナーの岡部友さんに、正しい食の知識について教えてもらった。

岡部友さん

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 女性専用パーソナルトレーナーの岡部友さんは、10代から70代まで、様々な年代の顧客に、運動だけでなく食事指導も行っている。ボディラインに悩みを持つ女性は、食について間違った情報を信じてしまう人がとても多いと警鐘を鳴らし、その代表例として「鶏肉ばかり食べる」ことを挙げる。

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「鶏肉はたんぱく質が摂取できる上、脂質が少なく、満足感が得やすい。だからといって鶏肉ばかりを食べていると、鉄分不足に陥り、疲れやすい体になってしまうという落とし穴があります。また、脂質も体に必要な栄養素なので、不足しないように気をつけなければなりません」

 健康にとっても、ボディメイクにとっても、”これさえ食べておけば大丈夫”という便利な食材はないと断言する。また、

「食事管理=我慢と思われるかもしれませんが、現代人の食生活では必要な栄養素が不足しがちです。食事量を減らすことよりも、必要なものをしっかり摂り入れることを第一に考えるべき」

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不足しがちな栄養素が含まれている赤身の牛肉

 一方で、牛肉は「太りそう」と敬遠する人が多い。しかし、岡部さんはむしろ赤身の多い牛肉が好物で、特に、広大な大地でのびのび育ったオージービーフを積極的に食べているという。

「牛肉=太るというのは誤解です。栄養価が高く、効率的に多くのたんぱく質、鉄分、亜鉛を摂れるのが、赤身肉のいいところ。また、ハリのある肌にはコラーゲンが欠かせませんが、その生成に必要なのは、鉄分、たんぱく質、ビタミンCなんですよ」