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キンプリ平野紫耀、セクゾ中島健人、キスマイ北山宏光が”大炎上” 原因は「事務所のパワーダウン」と「下ネタファンサービスの歴史」

2021/01/01

 しかしながら若い世代にも下ネタとの距離を上手くとっているジャニーズもいる。グループ全体で下ネタの扱いを上手くコントロールしているのがHey! Say! JUMPだろう。12月20日「Hey! Say! JUMPのオールナイトニッポンPremium」でリスナーからの下ネタメールに答えたことが話題になっている。

Hey!Say!JUMP(Johnny's netより)

下ネタとは距離を置くジェシー、マリウス

 リスナーからの質問は「僕は、女の人が履いているスキニーパンツになりたいです。太ももを締め付けたいです」という内容で、共感できるか聞かれた伊野尾慧が「僕は共感できないなぁ」。さらに何になりたいか尋ねられて「パンティーかな」と言った途端、全員が一斉に「ピーーー!」と叫んだり、グループ最年少で可愛いキャラの知念侑李に「耳ふさいで!」と注意したりするような場面があった。

“下ネタOK”のグループにありながら、下ネタとは一線を引くメンバーもいる。SixTONESのジェシーだ。

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ジェシー(Johnny's netより)

 SixTONESはコンサートのMCで下ネタトークが多いと言われている。実際、そういう空気があったからか、今年1月26日福岡昼公演では、フォロワーが多い人について尋ねたジェシーの発言を受け、松村北斗が「俺たちみたいな仕事してなくても、フォロワー多い人いるでしょ? 何してんの? おっぱいだしてんの?」と発言。炎上してしまうこともあった。しかしジェシーはそんな下ネタトークには乗らない。

 2019年、メンバーから「楽屋では(下ネタを)言うのに、MCでは下ネタにのってこない」と指摘された際に、ジェシーは「だって、アイドルだもん!」と語っている。実はジェシーは、2016年『Myojo』の「Jr.が選んだJr.大賞」で「いちばんスケベ」部門1位となっているのだが、そんな姿をファンに見せることはないのだ。

 特に厳格なのは、現在休業中で“風紀委員”とも呼ばれるSexy Zone・マリウス葉だ。事件が起きたのは20年に行われた京都でのファンミーティング。ファンの女性がメンバーに対して「今日、何色のパンツ履いてますか」と聞いたところ、それぞれが自分のパンツの色を確認し始め、菊池風磨に至っては松島聡に「やめよ? やめよ?」と制止されるなかベルトを外し始めた。

SexyZone(Johnny's netより)

 しかしマリウスは、ファンに対して逆に「あなたは何色ですか」と聞いたのだ。男性であるマリウスが女性ファンに同様の質問をなげかけることで、この発言がいかにセクハラ的かを突き付けたのだ。このやりとりを当時、「マリウスは冗談がわかっていない」と嘲笑していた人もいたが、最近ではこれがまっとうな反応だと捉える人が増えている。

 マリウス葉のような感覚を支持する声は、ジャニーズファンの間でも増えてきている。ジャニーズ事務所は、タレントがジェンダー観を勉強する機会を設けても良いのではないだろうか。

マリウス葉(Johnny's netより)
キンプリ平野紫耀、セクゾ中島健人、キスマイ北山宏光が”大炎上” 原因は「事務所のパワーダウン」と「下ネタファンサービスの歴史」

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