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キンプリ平野紫耀、セクゾ中島健人、キスマイ北山宏光が”大炎上” 原因は「事務所のパワーダウン」と「下ネタファンサービスの歴史」

2021/01/01
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 しかし年代が下がるにつれ、下ネタに寛容なグループが増えてきた印象がある。

 わちゃわちゃしていて可愛いイメージのある嵐も下ネタ発言をすることは少なくない。かつて二宮がバラエティ番組に出演した際、女性ゲストに「女の人は急におっぱいが大きくなるの?」と聞いたことや、「どんなキスが好き?」という話題でゲストに「お前、ベロンチョ様? 俺はベロンチョ様」といったことなどが話題になったことがある。

嵐 ©文藝春秋

 特に下ネタが多いのが関ジャニ∞だ。かつてはコンサートのMCで「自分がもし女の子だったら(胸は)何カップがいいか」などと語ったり、「お前ら感じてるか~? もっと濡れろ~」とコールし、腋毛をファンに見せることもあった。握手会で胸の大きいファンに「おおー、ナイスおっぱい!」と声をかけたことさえあるのだ。

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意外に下ネタが多いKing&Prince

 若い世代で意外に下ネタが多いのがKing & Princeだ。彼らのコンサートMCには「男子高校生っぽくて好き」という声と、「やりすぎ」「うんざり」という声に分かれる。

 特に話題になったのは、2019年8月4日の大阪城公演昼の部。メンバー5人が「ギリギリ下ネタに聞こえるフレーズ」でコメントする流れを事前に決めていたそうで、岸優太が「ちくわは下ネタ」と語り、「ケータリングで俺のちくわ食べたよね」(平野)、「紫耀のちくわ美味しかった? どのサイズ?」(永瀬)といったやりとりが長々と続いたことがファンの間で賛否両論となっていた。

King & Prince(Johnny's netより)

 ジャニーズ内で下ネタが当たり前になってきたことで、北山も「快感インストール」がファンに受け入れられると勘違いしてしまったのか。実際にコンサートなどでは下ネタがファンサービスとして受け入れられてた部分もあったのだろう。

 一方で世間ではジェンダーリテラシーは急速に高度化されていっている。“ジャニーズ村”に浸り、世の中の動きと歩みを合わせられなかったために、今回の炎上がおきてしまったのだ。

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