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「年上男性の“昭和な攻め”は可愛い」フォロワー500万人突破のAV女優・三上悠亜が草食男子を斬る

三上悠亜1万字インタビュー#1

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女性ファンがAVを買ってくれるようになった

――2020年10月には自身のブランドをリニューアルしました。プレオープン後わずか10分で1500万円を売り上げたと。女性のファッションアイコンとしても認知されつつありますが、女性ファンはやっぱり三上さんのファッションに興味があって増えているのでしょうか。

 

「確かに、最初はアパレルやSNSから好きになってくれる女の子のファンは多いんですが、嬉しいことに彼女たちは私のAV作品も見てくれてるみたいなんですよ。『勇気が出なくて今まで買えなかったんですけど、どの作品が女性にもおすすめですか?』ってメッセージが結構来るんです。それで、私のお勧めを伝えたあと、『見ました!』『すごい世界でした!』って感想も送られてくる(笑)。それはすごく嬉しいですね。女性ファンの方は、AVや写真集を、私への支援の一環だと思って買ってくれる方が多い印象です。

 

女性ファンから「性の相談」を受けることも

 あと面白かったのは、彼女たちはAVを性欲を満たすために見ているのではなく、イメージビデオみたいに見ているんですよ。エロさが重要なんじゃなくて、画面に映る女優の顔とか身体を見ているらしい。行為中のメイクとか、表情とか、細かいところを参考にして、彼氏との行為に活かしてくれているそうです」

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――それを聞いてどう思いましたか。

「超焦りました(笑)。全然そんなふうに見てもらえてるとは思っていなかったので。そういう需要に応えようとすると、撮られ方も変えなきゃいけないのかなと思うこともあるんですが、毎回撮影の時は夢中で忘れちゃいますね(笑)。ただ、私の出演するAV自体は基本男性向けで、男性によく見られたいものだと思っているので、そこは変わらずに意識してつくっていますね」

©文藝春秋

――ファンから性の相談を受けることはあるんでしょうか。

「あります。カップルで私を応援してくれてるファンもいるんですけど、その彼氏の方から、『彼女に浮気されました』って相談がきたことがありますね。『浮気されてもう立ち直れません。どうしたらいいですか』『彼女を問いただしたら、何が悪いの? と逆切れされました』とか、ありましたね。

 あとは似た業界で、風俗とかのお仕事をされている方から接客の相談とかもらうこともあります。私は専門外なので全然良いアドバイスができないんですけど、みんな相談してきてくれる」