男子の記憶って、美化されるんだなって

――女性がSNSを利用していると、昔付き合っていた男性からダイレクトメッセージ(DM)が来るという話をよく聞きます。

「確かにきました! 5、6年前に付き合ってた人から急に連絡がきたりとか。多分下心があっての連絡なんだと思いますが、絶対にそういうエロい雰囲気にはしたくないですね(笑)。

 元カレのひとりがキャバクラでいろいろ私の話をしているという噂を聞いたことがあります。『三上悠亜はすごくいい子だった』って絶賛してるらしいから、まあいっかと思いましたけど(笑)。その男性に対して、私の記憶では全然いい子だったつもりはないので、男子の記憶って、美化されるんだなって思いました」

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©文藝春秋

――ほかにファンからはどんなメッセージが届きますか。

「応援のメッセージも多くて、ありがたいんですけど、後は『エッチしよう!』とか『高校生です。筆おろししてください』っていうDMが来たりもしますね。本気ですか? と思いますけど(笑)」

年上男性たちの行為はもっとねっとりしてる

――若者の性に対する関心が薄れているという報道がよくありますが、三上さんの周りはそんなこと全然なさそうですね。

「はい。というか、薄れてるんですか、性への関心? 私のDMにはそういう内容のものが、たくさん来ているので、世間の変化に全く気づかなかったです」

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――三上さんが感じる最近の若い男性と、年上男性の違いはなんですか。

「若い方のほうが行為が淡白かもしれないです。自分のやりたいことを全部試す、というよりはマニュアル通りのことをとりあえずサラッとなぞるみたいな。『こんなもんでしょ』みたいな。年上男性たちの行為はもっとねっとりしてる気がします。昭和な感じというか。『オレはこれがしたいんだ!』という欲が伝わってきて、可愛いなって思いますね(笑)。

 

 若い男の子たちは、人にどう見られるかを気にしすぎなんじゃないでしょうか。嫌われたくないとか、こう思われたくないみたいな、そういう気持ちが行為の仕方に表われてるのかもしれない。これは勝手な偏見かもしれませんが、多分そういう人たちって、AVを見た事ない人が多い気がする。性欲はあって困るものではないですし。若い方、もっと堂々とAVを見てください!」

#2につづく)

撮影=山元茂樹/文藝春秋

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