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女の子とAVは、絶対に交わることがないと思われていた

――デビュー当時からそうしたいと思っていたんですか?

「もともとアダルト業界全体を変えていきたいという大きい夢を持ってたわけじゃないんです。でも、確かに女の子に認めてもらいたいとか、支持されたいっていうのは、目標にしていた部分があります。当時、女の子とAVは、絶対に交わることがないと思われていたので、そこを突破したいという気持ちはありましたね。

©文藝春秋

 デビューした時にはもう女性にも見てもらいたいなっていう気持ちを持っていました。そこで、女の子でも親しんでもらえるようにInstagramを中心に、自分の好きなお洋服とかコスメとか、普段使ってるものを載せるようにしました。AV女優さんが自分の私生活を紹介してるのってあんまり見なかったので。そうしたら、ファッションやメイクを真似したいっていう女の子が徐々に増えてきたんです。私の女性ファン層は20代が多いんですが、今は高校生や大学生のファンもちらほら見かけます。だからInstagramはあまり過激にならないように気をつけてます」

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Instagramより

SNSの投稿は最優先事項で大事にしています

――三上さんのSNSのフォロワーはTwitterやInstagramなどあわせて500万人を超えました。ファンを獲得するために意図的に実践していることはありますか?

「えー! 全然ないですね。気づいたら増えてた(笑)。もちろんフォロワーさんを増やしたいって気持ちはあったんですけど、今は見てくださってる方に楽しんでいただけたらいいなという感じなので。

 

 でも昔も今も、SNSの投稿は最優先事項で大事にしています。Twitterは主に情報発信のために重宝してます。告知ツイートとかめちゃくちゃ考えますね。文章の内容や意味が明快かどうかも考えるし、何時に投稿するのがいいかとか考えます。私のファンの場合は、一番見てくれるコアタイムは午後8時ぐらいだから、その時間に投稿しようとか。告知ツイートを考えてるときはマネジャーさんの話とか全然耳に入らないです。

©文藝春秋

 それから、写真は絶対にあった方がいいですね。男性ファンだとエロ目的で見にきてる人もたくさんいるので、胸の谷間が見えてる写真のインパクトでひきつけて、ついでに告知の文章も見てもらえたらいいな、とか。写真は1つの投稿につき100枚くらいは撮影します。そのなかで使うのは1、2枚なので、私のiPhoneのカメラロールは自分の写真ばっかりで気持ち悪いんですよ(笑)」