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■08月19日(水)宝塚ホテル(兵庫県宝塚市)

https://www.hankyu-hotel.com/hotel/hh/takarazukahotel

 

 6月21日移転オープン。以前は阪急宝塚駅南口方面にあったが、今回の移設では宝塚大劇場の西隣へ。すなわち、これまで大劇場の駐車場があった場所で、阪急宝塚駅と大劇場の間というある意味最強の立地。

 

 今回の移設は、宝塚歌劇団、宝塚ホテルともに阪急グループということから実現した。総支配人に就任したのは元宝塚歌劇団の憧花ゆりのさん。インスタスポットばかりの純白のホテルには、復原実現への努力が隠されている。

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■08月20日(木)ザ・ホテル青龍 京都清水(京都府京都市)

https://www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu/

 

 東山の高台、清水寺近くの立地。歴史的な小学校の校舎を活用したコンバージョンホテル。設計手法、設計要件そして社会的背景から建築過程なども含め、ラグジュアリーホテルと融合させようとする加減乗除が見事だ。

 

 客室、ゲストラウンジからは八坂の塔、ルーフトップバーからは清水寺を望む。敷地内別棟にはデュカス・パリ監修のBENOIT京都(ブノワキョウト)が開業。ここが京都というだけでビストロにも雅な涼風が流れているような感覚になるのが不思議だ。そんなダイニングで、1日も早く心おきなく旅や食が満喫できる日を願いつつ、真夏の夜の夢時間は過ぎていく。

■08月23日(日)ホテル グランビュー高崎(群馬県高崎市)

https://hotel-grandview.com/

 

 高崎市では伝統的なフルサービスタイプのシティホテルが、ロビーや客室の大規模改装を経て8月18日にグランドオープン。最も広いグランビュースイートは60平方mという広さを生かし、寛ぎのリビングスペースとゆったりと休めるベッドスペースが確保されている。バスルームには大きな浴槽が配されているが、さらに露天風呂まで設けられた。

 

 宿泊者専用ラウンジである1Fの「Grand Ciel(グランシエール)」は広々とした空間に、座席やテーブルは余裕を持って配されており、まさに“ディスタンス”というワードがマッチする。ゲストラウンジとしての機能性も高いスペース。朝食もこちらで提供。

■08月26日(水)レム日比谷(東京都千代田区)

https://www.hankyu-hotel.com/hotel/remm/hibiya

 

 眠りをデザインする、をコンセプトに展開するレムブランドの1号店。2007年の開業だが、オリジナルベッドやマッサージチェア、レインシャワーなど、いまと変わらないアイテムからもブレないスタンスが垣間見える。

 

 窓外には帝国ホテル・インペリアルプラザのオフィスフロアが望めるが、特別感すらある立地がやはり秀逸。宿泊特化型ホテルの新しいムーブメントを作ったブランドホテル1号店はいまも進化を続けている。

2020年泊まってよかったホテル&旅館50(2020年9月~12月編)へ続く

写真=瀧澤信秋